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雪がとけた朝の沈丁花。
葉の先にも、しずくを抱いて。
こぼれ落ちる瞬間、撮れなかったけれど。
白玉椿。
「つぼみが好きでね、メジロがつつきに来るのよ」
くちばしの傷は花びらの先にこうして残るけれども、
メジロとの物語がすこしだけなぐさめになる。
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咳がとまらなくて、腹筋が鍛えられたかもと思くらい。
もちろんお腹はやせないし、減るのは体力ばかり。
のびちゃん、太ったと、メールをもらう。
そんなことはないと思う。冬色だから、そう見えるだけ。
と、自分が太ったと言われたくらい、なぜかうろたえる。
横向きだからかな……。
写真を見ると、のび太とわたしのおなかはよく似ている。
ここ1週間くらい口に入れた餌も出してしまい、食べていない。
もともと冬眠する時期なので、餌も毎日はあげていないけれど。
できるなら、お粥をつくってあげたい。
それで久しぶりに、人工餌をピンセットであげてみる。
なんとあっさりぱくり。
その後、元気に動き出したので、ほっとする。
先日の雪には、驚きましたね。
これは、雪の日に撮ったMrs.Herbert Stevens。
夜の間、ずいぶん降りましたが、翌朝には気温が上がって、
あまり残らなくて助かりました。
年に数回とはいえ、雪の日にはく靴がなくて困ってしまいます。
そういえば、雨靴も持っていないのでした。
それで、雪靴ではないですが、レインシューズを買いました。
短めのゴムの長靴です。
この間の雪の日、子どもたちがはいている長靴がかわいかったので。
でも、短い長靴って言い方、へんですね。
熱は下がったのですが、咳が止まりません。
珍しく、薬を買って飲んでいます。
がらがら声なので、お客さんが「おだいじに」と言ってくれます。
先日届いた本にはさまれていた、手紙の言葉。
のびちゃんは元気かと尋ねてくれた後に
「どのくらい高くジャンプしますか?」
まるで小さな子どものような質問が微笑ましくて、
何度もその言葉を思い出しては、ついにこにこしてしまいます。
「どのくらい高くジャンプしますか?」
かわいい質問でしょう。
お気に入りの『アマガエルのヒミツ』(山と渓谷社)という本によると、
「30cmから40cmは軽く跳ぶ」と書いてあります。
ケージの高さは27センチで、ほんとうはもっと運動したいのかも。
掃除の時に上の蓋をはずすと、ものすごい速さでよじのぼってきます。
わたしは不規則な生活で、だいたい明け方に明かりを消すのですが、
しばらく横になって寝入りそうになる頃、いつも鳴くんですよ。
なぜだろうねと、知人にその話をしたら、
「(明かりが消えて)夕方になったと思って鳴くんじゃない」
と言うので「えー……、そんなこと考えもしなかった」。
さびしいからわたしを呼んでいるのだとばかり思っていました。
それで先程の本によると、メスを呼ぶ「広告音」と、
雨を予感して鳴く「雨鳴き」があるらしい。
のびちゃん、明け方の5時くらいに必ず鳴くのは、どうしてですか?
熱が時々上がってきて、体力も気力も無いのですが、
この時期なのでチョコレート菓子を焼きました。
今年は、何年ぶりかにブラウニーを焼きました。
いつも作っていたレシピが見つからず、
有名(らしいです)なパティシエのレシピで。
5分、焼き過ぎてしまったかも。
お菓子作りは、正確な計量が肝心ですが、
卵の量にあわせて粉などを適当に増やしたり、
グラニュー糖はないので甜菜糖に変えたり、
いいかげんなところがきめの粗さや、
出来に影響してしまったかもしれません。
わりと軽い味で、真中はしっとり、これはこんなものかも。
適当に砂糖の分量も抑えたので、甘さも程よい感じです。
自家製コーヒーリキュールをそえてみました。
これをかけるかひたして食べます。
胡桃が残っているので、次は前のレシピで焼いてみよう。
そしてこれも何年ぶりかで、おでんを作りました。
大根は干してあるせいか味のしみがよいように思います。
油あげには、繊切りの人参と卵を入れて。
おでんて、なんとなく野菜が足りないような気がしてしまうでしょう。
大根やジャガイモは入れますが。
これには下仁田ネギと、春菊を入れています。
春菊って、あうんですよ。
おでんの薬味です。
左から、柚子胡椒、ネギ七味、山椒味噌。
ネギ七味は、青ネギに鰹節と生七味と醤油を入れて混ぜています。
このままご飯にのせてもおいしいです。
山椒味噌は、作り置きしてあるもの。
大根やコンニャクにあいます。
カブと八朔のサラダ。
甘酢漬けにしてあったセロリも刻んで、その甘酢で
塩を振っておいたカブと八朔をあえています。
アンディーブ(チコリ)のフィンガーサラダ。
いただきもののイカの松前漬と、辛味漬けをのせて。
バルサミコ酢、醤油、オリーブオイルを混ぜたものをたらしています。
野菜とフェタチーズのサラダ。
セロリの酢漬けや、カリフラワーの酢漬けなど、
作り置きのものに人参、水菜とフェタチーズをあわせて。
塩と柚子酢をふってから水にさらしたみじん切りの玉ねぎに、
柚子酢、お酢、柚子胡椒、醤油、オリーブオイル、フェンネル、
パルメザンチーズを混ぜたものであえて、胡椒もふって。
野菜を食べきろうと、いつものことですが山盛りにしすぎましたね。
朝は梅干を入れて炊いたお粥でした。
風邪、なかなか治りません。
朝から、降り続いています。
雪のなか、おでかけですね。
「待ってー。ぼくもつれてってー」
降り方が、強くなってきましたね。
やみそうにありません。
「よお、ぽち。どこ行くんだい?」
「おむかえに行ってきたんだワン」
「雪の日は、走るだワン!」
雪の日に犬をつれている人を見ると、
どうしてうらやましくなるんだろう。
久しぶりに扁桃腺が腫れて、ひどい風邪をひきました。
連日、早寝したら、だいぶよくなりました。
つらくて横にならずにはいられなかった……。
風邪には、鍋焼きうどん。
野菜を入れ過ぎて、出汁が見えないので、
今ひとつおいしそうに見えないのが残念です。
天ぷらを買って帰ろうと思ったら、売っているお店がなくて、
海老と湯葉を揚げたものを買ってきてのせています.
梅干、糠漬けの白菜、干した椎茸とエノキダケ、
三つ葉と青ネギ、油あげも入れています。
うちにはつゆの素のようなものが無いので出汁をとって、
梅干と糠漬けの白菜を入れているので、味をみてから
しろたまりとしょうゆで味付け。
糠床をかきまわして、青ネギを刻んで残りを冷凍して……
のろのろですがなんとか自分にご飯を食べさせています。
これだけ食べられればだいじょうぶという声が聞こえてきそう。
そういえば母は、町に出て食堂に入ると、
暑い時期でも鍋焼きうどんを食べていました。
子供の頃の話ですよ。
田舎町ですから、駅前には一軒しか食堂がなかったのです。
脱線しましたね。
昼間よかったのですが、また喉が痛くなってきました。
あした電車が動いてなかったらどうしよう……。
泡雪どころか、積りそうです。
朝日のあたる家に住みたいと思っているのですが、
西日の射し込む部屋に住んでいます。
窓をあけると、遠くに富士山が見えたのですが、
ある日カーテンをあけたら目の前に人が……。
え……? 3階なのに……。
なんと、空き地にビルが建ったのでした。
それで美しい夕焼け時の富士山は見えなくなりました。
線香花火のようにちいさく見えた花火も見えなくなりました。
見えるのは向かいのビルだけ、とても残念です。
それはなんだか約束が違うような気がして、
その分家賃を下げてもらえないかと思っていた(る)のですが、
それも言えずにそのまま住んでいるというわけです。
ところが見えなかった朝日が、向こうの窓に映ってこちらを照らすのですよ。
本物ではありませんが、朝日があたるというのはよいものです。
これは夕焼け空。
黄昏時は、アンテナでさえ夕日の沈む方角を見ているような気がしますね。
向こうに灯る明かりも、夕闇の中を走るバスもやさしい時間です。
寒いですね。
ベランダのバケツの水が凍っていました。
と言ってもこれはしばらく前の写真、昨日の朝はもっと厚く張っていました。
◆
1月24日は、大好きだった人の御命日で、
その人を思いながら、ひさしぶりに日本酒を飲みました。
この日は、このぐい呑みで。
忙しかったので、その人が好きなお酒を準備できなかったけれど。
しかも、夕飯はなんとリゾットでした。
別の料理のために手羽中を炒めたフライパンでお米を炒めました。
ベーコンと玉ねぎ、カリフラワーを入れてスープを足しつつ、
途中、残ったブリー(チーズ)も入れてかき混ぜます。
もしかしたら糠漬けの白菜も入れたかも。
何度かスープを足して、ほどよいところで火を止めて、
黒胡椒をふって。
いただきもののギンナンと。
銀杏は、10粒ずつ紙袋に入れて、電子レンジで3粒はじけるまで
とききますが、うちの電子レンジでは1分10~20秒の間という感じです。
生きている人のいろいろな記念日よりも、
亡くなった人を思い出す日のほうが増えているとしみじみ思います。
日曜日は、亡くなったその人と縁のある人たちに会い、
久しぶりにほんとうの自分を取り戻せたような気がします。
大好きな人の記憶を共有できるというのはよいものです。
◆
ギンナンがたくさんあるので、銀杏ご飯を。
色が濃いのは、赤米だからです。
干し貝柱、作り置きの牛蒡を炒ったもの、人参、油あげを入れて、
中華ちまき風の味にしたかったので醤油と酒を入れて圧力鍋で。
◆
寒いので、あたたかそうなものを。
いつも覗くギリシャ料理の上手な方のブログで、
お米入りのミートボールというのが出ていたので、
それをまねして似たようなものを作ってみました。
研いだお米を混ぜておだんごにして茹でたところに、
じゃが芋とカリフラワーと人参を入れて、わたしは圧力鍋で3分自然放置。
ピンが落ちたら、蓋をあけて、これは下仁田ネギを入れています。
卵とレモンのソースでとろみをつけて。
◆
ここのところ残り物をアレンジしたものばかり作っているのですが、
これは牡蠣のオイル漬けのオイルで炒めたパスタ。
オイルには、牡蠣の旨味とニンニクの風味がついているので、
鷹の爪を入れたオイルを温めて、先に卵を入れてふんわり寄せたところに、
茹でたパスタを入れてかき混ぜるだけです。
カルボナーラではなく、炒り卵のパスタ。
◆
そういえば、亡くなる少し前までメールをくれました。
よい人だったよねえ、それぞれにあの笑顔を思い浮かべながら、
誰かと話したい気分です。