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また引き返してきてくれればいいのに、と、雪のひとひらは、
われ知らずそんな気持になっていました。なぜって、ほんとにあかるくて、
すてきな子だったのです。そうです、日の出よりももっとすてきだとさえ
思われるのでした。
(『雪のひとひら』ポール・ギャリコ/矢川澄子訳 より)
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