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雪の朝7

雪の朝7

また引き返してきてくれればいいのに、と、雪のひとひらは、

われ知らずそんな気持になっていました。なぜって、ほんとにあかるくて、

すてきな子だったのです。そうです、日の出よりももっとすてきだとさえ

思われるのでした。

(『雪のひとひら』ポール・ギャリコ/矢川澄子訳 より)

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