春のワンプレート。
左から、桜の押し型で抜いた桜色のご飯。
ご飯は、梅酢で味を調え、赤ワインで色づけしたもの。
塩を振って水気を絞った胡瓜を混ぜています。
塩茹でした菜の花を添えて。
奥は、もやしのナムル。
茹でて、梅酢と胡麻油で和えたもの。
その右は、畑で摘んだ野菜のおひたし。
ブロッコリー、スティックセニョール(茎ブロッコリー)、三つ葉、
それからあちこちに勝手に生えている菜花を茹でただけ。
塩を気持ち多めに入れて茹で、早めにお湯を切ってそのまま冷まします。
ほんのり塩味だけで美味しいです。
手前は、豚肉と春菊の炒めもの。
味付けは、酒と塩だけです。
別の日の夕飯。
シンガポールチキンライスが無性に食べたくなって作ったもの。
鶏肉をレモングラスとコブミカンの葉とネギを入れて茹で、塩で味を調えます。
胡麻油で炒めた米の上に鶏肉をのせ、鶏肉を茹でたスープで炊きます。
パクチーが無いので、刻んだ三つ葉をのせて。
ココナッツオイルと醤油をひと煮立ちさせたものをかけています。
添えたのは、菜花のおひたし、人参と紫玉ねぎのサラダ、
ブロッコリーの辛子味噌マヨネーズ和え。
人参と紫玉ねぎのサラダは、塩、甜菜糖、オイル、レモン汁、トマトケチャップ、
フェンネルシードで和えたもの。
柿とヨーグルトのソルベ風。
切って冷凍してあった柿と、ヨーグルト、生クリーム、甜菜糖を入れ、
フードプロセッサーで混ぜたもの。
途中で何度かかき混ぜて空気を入れています。
柿が多かったからか、シャリシャリとした食感が残っています。
たくさん作って冷凍庫に入れてあるのですが、寒さの残るこの時期、
なかなか手が伸びず、カレーの隠し味にも使ったりしています。
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一年前に、お隣さんからいただいたクリスマスローズ。
昨年は、植物のことまで手が回らず、いくつかの苗は枯らしてしまった。
このクリスマスローズも、水切れさせそうになってはらはらしながら、
ようやく地植えにしたもの。
ふと気づくと蕾があがっていて、ほんとうに嬉しかった。
今たくさん咲いています。
もしもし、元気ですか。
わたしはこんな歳になっても、つまずきつまずき、なんとかやっています。
世の中には、多くを語らなくても、一瞬で察してくれる人がいて、
家族でもない偶然出会ったそんな人に、さりげなく励まされる。
寄り添えるほど長い時間を共にできるわけでもないのに、
わかりあえたという実感が、長く長く心に残る。
遠くの友だちへ。
元気ですか。
3月11日。
わたしたちはそれぞれの場所で、その日とその後について語りながら
涙ぐんだ。
元気ですか。
庭のミモザが、何度も風で倒れたのに、今年はようやく少し花を咲かせました。
これから桜が咲きますね。
あなたの故郷の桜も咲きますね。
あなたがどこかで見上げる桜の木のことを考えています。
ゆるやかに、ゆったりと流れる優しい時間のことを考えています。