職場の近くのAさん(80代、男性)がみえる。
「恋愛について考えたんだよ」と言うので、
「えーっ、恋愛ですか……」と話を聞く。
「恋愛というのは、愛ではないんだよ」
「……」
「気が変わって嫌になるっていうのは愛じゃないんだ」
「なるほど」
「夫婦でも嫌になるっていうのは、愛がなかったんだな」
「はあ…はい」
「その点、猫は毎日見ていてもかわいい。
このままずっと死ぬまで一緒にいようと思うね。
それが愛だと思うんだよ」
Aさんは、よいことを考えつくと話しにみえる。
たしかに猫なら一生つきあえるような気がする。
見返りも期待しないから、不満もわきにくい。
+
鍋も毎日使っていても飽きないし、ずっと使いたいと思う。
わたしは鍋を愛しているのだ。
鍋なら愛せる。(笑)
というわけで愛しい鍋で作った菜の花弁当を。
奈良で無農薬米を作っている人から、白米と玄米を取り寄せる。
ヒノヒカリという品種。
初めて食べたけれども、小さい粒においしさがぎゅっと凝縮しているような感じ。
噛みごたえもあって、おいしい。
お米と一緒に菜の花が入っていてうれしかった。
つぼみがひらきかけたのを1本だけ水に挿し、残りは塩を多めに入れてゆでる。
ざるにあげてそのまま冷ますので、ほのかに塩味がついている。
ご飯はたくあんを混ぜたもの。
沢庵漬けを1本いただき、食べきれないな困ったなと思ったのだけど、
あられ状に刻んで胡麻油で炒め、炒子と花鰹を混ぜ、
香りづけに醤油と酢を入れ、ふりかけ(?)を作った。
けれども逆に量が増えてしまった……。困ったな。
卵焼きには、浅葱(あさつき)の根を刻んで入れてある。
浅葱の根は香りがあっておいしい。
葉のほうは鶏肉と根菜の南蛮酢煮に入っている。
もう1品は、青椒肉絲。
からだに良さそうなものを食べているようだけど、
夕食の時間が10時を過ぎることが多く、
時々作りかけたまま疲れて寝てしまったりする。
今週は休日が入っているので、忙しかった。
三連休の人、うらやましいな。
今日はひさしぶりに玄米を炊き、
せっせと炒子を取り除いた(食感がさわるので)沢庵ふりかけを納豆に混ぜ、
刻んだ菜の花ものせて食べる。(沢庵納豆菜の花丼?)
普通の沢庵や柴漬けを刻んで納豆に入れてもおいしいけれど。
ご飯の友が多いと、またしても御飯を食べすぎてしまうのである。