もうひと月前の写真になってしまったのですが。
2週にわたって、近所を散歩しながら撮った写真です。
実は自宅のまわりをあまり歩いたことがなくて、
どちらかというと探検というかんじ(笑)。
日が暮れかけていたので、蚊に刺されながら。
それで、その次の週は、虫除けスプレーを持って出かけました。
たった1週間のうちに、咲いていた花が枯れて無くなっていたり、
季節の変化を目の当たりにしてびっくり、というか感動。
写真はあまりうまく撮れませんでしたが、
明るい時間に外を歩くことがほんとに少ないので、
草むらの植物をひとつひとつ眺めて、じゅうぶん楽しみました。
なんていうか、子どもの頃からこういうところってあまり変わっていない。
色違いの葉っぱ、なんだか仲が良さそうに見えるでしょう。
ちょうど真中に祝福するみたいに白いおしろい花が咲いて。
日々の喜びは、たぶんこういうささやかなもの。
草むらの花やふと見かけた人の姿に、
無性にいとおしさのようなものが湧いてくる。
人生に決して多くを期待しているわけではないのですが、
自分がひどくつまらない人間に思えて
どうして生きているのかわからなくなる時があるけれども、
そのいとおしさにひきとめられるようにして
生きているのではないかと思います。
朝顔の種といっしょに、フェンスに顔を押しつけるようにして、
電車を眺めた。
もう種も茶色くはじけているかも。
たくさんこの実がなっていました。
今はどんな色になっているでしょう。
姿を変えて待っていてくれるかも。
今度また会いに行こうと思います。