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以前、チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレの名前をつけた薔薇を育てていた。
この薔薇がそうかも。
邦題では「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」という映画で、
エミリー・ワトソンンがのりうつったようにデュプレを演じていた。
エミリー・ワトソンがとても好きな女優だということもあって、DVDも買った。
二枚目俳優よりも、職人ぽい個性的な女優を好きになる。
不条理な人生というのものめりこむ。
ほんもののデュ・プレの演奏も大好き。
咲くのを楽しみにしていたこの薔薇が、
ある年とつぜん枯れて枯れてしまったというのも、
なんだかその名のとおりのような気がして納得がいったのだった。
以来、いつかまたこの薔薇の苗を買おうとずっと思い続けている。
陶酔する香りもまた、思い出をよみがえらせる。
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薔薇園へ。
もう散ってしまっただろうと思うと、夢のような気がするけど。