映画や本などでキッチンが出てくると、じっと見入ってしまう。
光ってぶらさがる調理器具や、大小のまるい鍋や、並んだ調味料の小瓶。
テーブルの天板の材質や傷、食器の色合い。
窓の位置と、射し込む光。
台所という場所はどうしてこんなにもいとおしいのだろう。
『アメリ』という映画の、窓の外から見える赤いシンプルなキッチン。
少ない道具と赤を基調にしたインテリア。
アメリが簡単な料理を作る場面、とてもかわいかった。
フランスのアパートって、みんなあんなにかわいいのだろうか。
と映画を思い出しつつ、物があふれた狭い自分の台所を見て、
しばし反省してしまった。
台所にいる時間を少なくすれば、もっと時間ができると思うのだけど。
時間のやりくりができずに、限界を感じている。
どうにかしなきゃ。