◆伊藤二子展、八戸市美術館で始まりました。
9月28日(金)29日(土)30日(日)の三日間です。
この象(かたち)しかない
この色しかない
ここしかない点
ここしかない線
これしかない象
ナイフを構える
ジュネの声がする
「…サーカスは、詩、戦争、闘牛と並んで、
今も残る数少ない残酷な遊戯の一つだ。…」*
私は綱渡り芸人となる
キャンバスは 拍手、興奮の観衆
キャンバスは 底知れぬ奈落の闇
私はまったき綱渡り芸人となる
2012、8、1
*ジャン・ジュネ
『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」
鵜飼哲訳・現代企画室
(伊藤二子展 2012 チラシより)
遠い遠い時代から
何代も 何代も
骨格が変わるほど働いた
働きつづけたその手をもらう
不格好なこの手
私の手
◆期間中14時〜15時半、おしゃべりたいむがあります。
作品について気軽におしゃべりしあいましょう。
ご参加ください。