「ジョ……ジョニー?」
「Hi!」
「いや……ジョニーより大きいということは……
ジョニーのお兄さんですか?
もしかして迎えにきたとか?」
「……」
「そこでなにを?
あのう、落ち着かないので天井から降りてくれません?」
「ああ、壁にとまっていた小さな羽虫を食べていたんですね
なにもそんなにかまえたポーズをとらなくても……」
降りてもらいました。
笊を差し出したら乗ってくれました。
これは、オオカマキリですか?
「え……?いやいや……同居はさすがにもう無理ですから。
でも、出入り自由で、いつでもどうぞ」
ここは風向きのせいなのか、建物の通路によく虫がやってくるのです。
毎年、コクワガタとか蝉とかいろいろ見かけます。
同居人のジョニー以上の親密さで、手に乗せたり写真を撮ったり、
しばらく遊んで帰ってもらいました。
なかなか自分から帰ろうとしなかったんですよ。
こんな感じだったら、飼育箱に入れる必要ないかも。
けがをして餌を食べることができなくなったカマキリを
牛乳だけで育てたという動画があって、それを見てから
ジョニーにもスポイトで水をあげたりしています。
飲んでいるような時もありますが、迷惑そうに手で
ふりはらわれることもあります。
ジョニーったら……。
*
先日、床に置いてあるコオロギの飼育箱に野菜を入れようとしたら、
ケースの向こうに人影ならぬ何者かの影が……。
しかも、コオロギをねらって、ぴっと舌をのばしているのです。
えっ?ええーっ!!!
のびちゃん?なんでそこに? (泣)
どうやらまた脱走お出かけしたらしい。
のびちゃんの部屋は、高さが90㎝くらいの棚の上にあるのですよ。
それがなぜ床まで?
しかも出かける時には、部屋にいたじゃないですか。
帰ってきた時には……?いなかったかも……。
いつも乗っている葉っぱと同じ色なので、
どこにいるのかなかなか見つからない時があるのです。
それにしても、扉の隙間から出たのかな?
見たら、隙間をふさいでいるスポンジがはずれていたので、
まさかむぎゅうっと押して出た?
聞いても教えてくれないので、以来、帰宅したら
まずは部屋にいることを確認するようになりました。
今回2度目の室内さんぽ。
棚の陰とかで迷子になってなくてよかった。
でもこれなら、扉開放で同居できるかもしれません。
バシャバシャバシャ
水浴びするのびちゃん。
バシャバシャと泳いできては、どう?とわたしの顔を見ます。
ちょっとお行儀わるいですけどね。
時々2人とも水浴びさせますが、たびちゃんは
のびちゃんほど水浴びが好きではないのです。
たびちゃんは、来てから時々調べるのですが、
もしかしたらヤマアカガエルかもしれないと思っています。
うちに来た時には、緑色がかった金色でしたが、
ずっとダンボール色で、最近は、ミルクチョコレート色です。