今日3月25日はたしか、八戸の豊島和子さんのご命日のはず。
庭のヒメオドリコソウとホトケノザとミントを摘んできて活けました。
だいぶ春らしくなって、あたたかな今日。
てんとう虫もやってきました。
きのう誕生日だった福島生まれの若い友だちのことも思います。
東日本大震災と原子力発電所の事故という受け容れがたい現実、
とりかえしのつかない悲しみと混乱のなかで
静かに天に召された豊島和子さん。
無傷でなにかを言うのはためらわれるけれども、
大きな痛手を負った海辺の町と、
海岸線でつながっていると思いながら暮らしています。
昨年の夏、種差海岸の白浜から鮫まで歩きました。
イタコマイマイ石
帰ってから八戸でいただいた新聞をひらいてみると、
偶然にも「イタコマイマイ石」について書かれた記事が載っていました。
岩の一つ一つに名前があることもそれを読んで知りました。
この岩の上でイタコが舞を踊ったと言います。
病いから立ち上がり、舞いつづけた人。
「セラーン=天泣」とは、豊島和子さんの舞踊のタイトルです。
そういえば、白浜海水浴場ちかくの松林を透かして
海を眺めながら歩いていると、青天から雨が落ちてきたのでした。
ヒメオドリコソウとホトケノザはよく似ています。
ミントの葉に似ているのがヒメオドリコソウ。
丸い台座のような葉がホトケノザ。
踊り子は、ホトケノザの丸いステージで舞っていました。