4月14日は、古賀忠昭さんのご命日です。
「スーハ!」4号は、「古賀忠昭、その遺文の問うもの」と題した特集号でした。
鮮烈な作品が多い古賀忠昭さんでしたが、お嬢さんのインタビューから
その穏やかなお人柄を知ることができました。
未刊詩篇に描かれた、厳しい状況のなかでのユーモアも、
古賀さんだからこそ書くことができたのだと思います。
人生の過酷さのなかでの泣き笑いに、こちらも笑いながら
ほろりとしたのでした。
三二才でとまっていた時間が、何か動きだしたような気がする
何か書ける! そういう気持ちだ!
これからの一年は、他人の十年にも値するような気がする
考えていることが気持ちいいのだ。若い頃のあのつかれを知らない
脳がよみがえったようだ!
2006年7月31日
遺言ノート「詩のような日記(1)家族へ」より
「他人の十年にも値する」一年を古賀さんは生き、
病いに屈せず、圧倒的な量の詩を遺してくれたのでした。
有明海、いつか見られたらと思います。