白菜のミートローフ。
冬の間、獅子頭鍋にしようと思いながら挽き肉を買って帰るものの、
いつも簡単な料理に変更してしまい、結局一度も作れませんでした。
それで今回も似たような材料ですが、獅子頭と白菜を煮込むよりも簡単なミートローフに。
挽き肉に、刻んでかるく塩をふり絞った白菜をたくさん、刻んだネギ、(干し)キノコ、卵、
塩、酒、胡椒、オイスターソース少々、胡麻油、片栗粉を混ぜて型に入れ、オーブンへ。
180度で1時間弱焼いています。
ほとんど餃子の種と同じですが、焼きあがるとわりと洋風な感じです。
ソースなしでも食べられます。
いつもはパン粉のかわりに、キャベツやニンジンをたくさん入れるのですが、
白菜のほうがふっくらと仕上がるように思います。
一緒に煮込んで美味しい白菜と挽き肉は、やはり相性もよいようです。
翌日は冷蔵庫に入れておいたものを食べましたが、冷めたものも美味しいです。
右の小さなグラスは、自家製の銀梅花酒。
昨年、銀梅花にいくつかの実がなったので、甜菜糖をまぶして小さな容器で焼酎に漬けました。
小豆くらいの黒い実です。
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モッツァレラチーズを豚肉でくるんで焼いたもの。
めはり寿司を作りたかったのですが……、ぜんぜん違うものを作りました(笑)。
焼いてから、醤油をじゅっとからめただけです。
冷めてもいけました。
ちょっと大きめのものは、ご飯をくるんでいます。
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いったいなんの木だろうと思っていた柑橘類の木に、
今年初めて花が咲いているのを見つけました。
獅子柚子かしら?
その後度重なる強風で、実は期待できないかもしれません。
種をまいてから、2年目にしてようやく花をつけた四季咲きミモザ。
葉が茂りバランスが悪くなったのか、強風で鉢ごと棚から落ちました。
葉先は風で傷んでいますが、元気です。
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夏の畑は孤独。
草の勢いが、わたしが草を刈る能力を追い越してゆく。
笹は一日に数十センチも伸びます。
1週間ほど前、笹の根を掘り起こそうとしてスコップに力をかけた瞬間、
バキッと笹の根が折れる音がしたと同時に、肋骨からも嫌な音が。
ひびがはいったみたい。
日中は固定してどうにか過ごしていますが、寝返りが打てません。
おまけにここ何日も微熱が続き、だるくて辛い。
いろいろやろうと思うも、元気が出ずに動けない。
(すみません、治ったら刈りますから)
今年こそは、少しずつきれいにしようと思っていた畑が、
すでに荒れ地です。
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ドラマにいつも利用していた書店が出てきて、懐かしくて泣ける。
出先でも、コンビニよりも書店に立ち寄ることのほうが多かった。
東京の本屋は便利で親切で、思えば長い時間を過ごした場所でした。
久しぶりに友だちの詩を読んで泣く。
とてもよくて。
友だちの詩は、いいな。
会いたくても会えない人が夢のなかに出てくる。
現実よりもずっと優しく親しげに話す。
目が覚めてからもしばらく幸福な気分にひたる。
そうか、こういう会い方もあったんだと思う。
人間の膿は、ときに忘れがちな希望を思い出させてくれる。