青い花は、オキシペタラム‘ブルースター’。
白い花は、梅花ウツギ一重の‘ベルエトワール’と八重の‘スノーベル’。
6月の青い星は、地上に降りて。
再びわたしの部屋にやってくる。
星々が瞬くように、美しい面影を明滅させる。
アノヒ テガミヲノコシテクレテ アリガトウ
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植えてから二年。
今年は梅花ウツギがたくさん咲いた。
夜更けに強く香りを放ち、甘い夢を甦らせる。
スノーベルは甘く、ベルエトワールは熟した果実のように、
どちらも陶酔させるよい香り。
ベルエトワール。薔薇と。
矮性のジューンベリー。
30センチくらいの小さな苗なのに、白い可憐な花を咲かせて、
4粒だけど実もつけてくれた。
鳥に先を越されないようにと収穫。
いただきます。
味はそんなに美味しくなかったけれど(笑)、実がかわいいから満足。
もさもさした味の無い林檎のような感じ。
たくさん収穫できるようになったら、ジャムを作ろう。
実現できそうな楽しみが、あまり遠くない未来に思い描けるというのはよいこと。
生きていくというのは、たぶんそういうこと。
懸命に羽ばたいて、時折甘い実をついばむ。
飛び続けても、そのくらい。
娘が、種を蒔く頃にはいつも体調が悪くて蒔けないと言う。
わたしも用意していた種を、蒔きそこねてしまった。
雨が続いて草刈りをさぼっていたら、肋骨の痛みはだいぶよくなったのだけど、
花々は草に埋もれ、新芽は伸び、庭は密林のようになってしまった。
これから暑さと蚊に悩まされるけど、庭仕事をがんばろう。
花をたくさん咲かせよう。
6月の青い花は、面影を瑞々しく甦らせる。