銀葉の舟

しらす丼

ご近所さんから、しらすをいただいたので、しらす丼にしました。

白いご飯の上に炒り胡麻をふりかけ、もみ海苔をちらし、しらすをたっぷりのせて、

黄身を落とし、青ネギをかけ、山葵を添えていただきます。

赤いのは、茗荷の梅酢漬け。

 

 

しらす、ふんわり。

美味しかった。

ちょっと食べ過ぎかな（笑）。

 

 

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体重が増える一方なので、なるべく歩くことにしました。

なんだか体が軽くなった……と感じるのに、期待に反して

重くなっているのが不思議です。

 

散歩の途中、小学生の男の子と年配の男性が向かい合っている

ところに通りかかったら、男性が私に向かって話しかけてきました。

「今から、家に行こうって言ってたんだよ。急に蹴ってきて、

危ないからさ。怒ったんだよ。でもだいぶ反省しているみたいだから

もうやらないと思うけど」

見ると、男の子は涙目で、男性はちょっと酔っているよう。

離れたところで、男の子の友だちが心配そうに見ています。

事情を察するに、男の子が追い抜こうとしたときに、

男性にぶつかってしまったようです。

怒っていたところに私が通りかかり、男の子の知り合いと

勘違いされたのかもしれません。

それで成り行きから、私も男性に謝ると、

「もうわかったと思うよ。だいぶ反省しているみたいだから」

「すみません、気をつけます」

と言って、男の子と一緒に歩き出しました。

振り返ってもう一度お辞儀すると、

「おお」と言って、手をふりかえしてくれました。

曲がり角まで一緒に歩くと、男の子が怪訝そうに

「……だれ？」

たぶん、「おばさん、だれ？」と言いそうになったところ、

小学生ながら「おばさん」という言葉はのみこんだのだろうな

と、勝手に想像して可笑しくなりました。

歩いていると、いろんなことにであいます。

 

 

この日は、きれいな夕焼けでした。

夕暮れ時に散歩できるのは、しあわせです。

 

 

 

 

スタッフドパプリカとスタッフドオニオン

スタッフドパプリカ。

スーパーでパプリカが安かったので買いました。

うちのパプリカは。強風で実を落としてしまったので。

清湯スープをとった後の挽肉と、ベーコン、玉葱、椎茸、米を炒め、塩・胡椒で

味を調え、パセリも混ぜて、片栗粉をふったパプリカに詰めます。

その上からスープを注ぎ、チーズをのせます。

鍋に並べ、200度のオーブンで50分くらい焼きました。

その後、オーブンに放置し、予熱調理もしています。

鍋の蓋をはずして、もうちょっと焼けばよかったかもしれません。

パセリをちらして。

 

 

左側の白いのは、スタッフドオニオン。

これが美味しかったです。

バルサミコ酢とオリーブオイルと醤油を混ぜたものをふりかけて。

 

 

残った分は、スープに入れて、さらにチーズをのせて、温めて食べました。

その食べ方が、一番美味しかったかもしれません。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆

 

 

世界中の多くの人々は、「自分のしたいこと」ではなく「自分のしたくないこと」

をする労働に、一日の、一年の、一生の多くを費やしている。

一日が終わった後には、時間はあっても真空に向けて考える余裕がない。

そしてまた、人間は真空に向けて考えることをどうしようもなく欲してしまう。

というのも、「詩」がなくして私たちは生きてゆけないからだ。

 

（『シモーヌ・ヴェイユの詩学』今村純子／慶應義塾大学出版会）

 

この言葉を、何度読み返したことでしょう。

すでに一生の多くの時間を使ってしまった今、ある人が言ってくれた

「どうしてやる前にできないと決めつけるんだ」という言葉もまた

思い返しています。

怖がって、これ以上なにもせずにいたらいけないな。

ただでさえ、人の倍、時間がかかってしまう私なのだから。

 

 

 

無念のピザ

無念のピザ。

なにが無念なのかというと、台風で落ちたり傷ついた野菜をのせているから。

青いまま落ちたパプリカ、ミニトマト、葉先の傷んだバジルなどを使っています。

 

急にピザが食べたくなって、パンを焼こうと用意していた生地でピザを作りました。

トマトソースが無かったので、以前作っておいた柿酢ケチャップを使いました。

なんと二年前の自家製瓶詰め。

おそるおそる開けたのですが、だいじょうぶでした。

味もまろやかで、上出来かも。

 

 

パン生地（中力粉使用）を手でのばして、オリーブオイルと柿酢ケチャップを塗り、

玉葱、パプリカ、ミニトマト、ウインナーソーセージとベーコン、チーズをのせ

250度のオーブンで焼き色を見ながら5分くらい焼いたもの。

仕上げにバジルをちらしています。

食べる分だけ焼くつもりが、残りも具材をのせて、230度で軽めに焼いておき、

後日、追いチーズをして焼いて食べました。

一人で食べられる量って案外少ないので、野菜はささやかな家庭菜園だけでも

けっこうまかなえるのです。

台風の被害は残念でしたが、くじけずにまた挑戦しようと思います。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　♥

 

 

散歩の途中で見かけた猫。

 

 

まるで、影。　＾＾

この辺は、のらちゃんがたくさんいて、ときどき見かけない仔猫が

うじゃうじゃ増えたり、いつのまにか減ったり。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　♥

 

 

 

ときどき我が家にやってくるお客さん猫、ミコちゃん。

昨年の12月に家族が保護して、以来家族の家で暮らしています。

 

ある日、家の前に現れて、何やら人懐こく寄ってくる三毛猫。

まだ小さいね、どこから来たの？

と話しかけているうちに、どこかへ。

どうやら、猫アレルギーのご近所さんの家に入り込んでしまったよう。

追い出されて車道に出そうになっているのを、

娘が里親を探せるかもしれないのでうちで預かりますよ

と言って家にいれました。

どこの猫だろうね。

そういえば向こうで仔猫がたくさんいるのを見かけたよ。

たぶん野良猫で、近所の人がしばらく餌をやるけど、

ある程度育つと後はかまわないみたい。

こんなに小さいのに、よくここまで歩いてきたね。

えらいね、かわいいね、と皆の心をわしづかみ。

あっという間に家族の一員となりました。

 

 

飼い始めて一か月くらいのミコちゃん。

かわいい……かわいすぎて泣ける……。

このかけがえのない気持ち。

動物でも一緒に暮らす決断をさせたのは、

やはり運命を感じさせる出会いだったからだと思います。

 

 

こんな顔して、いたずらもします。

 

ちょっと気が滅入ったときでも、写真を見るだけで

頰がゆるんでしまうよ、ミコちゃん。