北見俊一の仕事=水仁舎の仕事
―― 本が語るもの――
Part Ⅲ
2018年6月12日(火)―17日(日)
12:00〜19:00 (最終日は18:00まで)
京都市中京区河原町四条上ル塩屋町
編集から、デザイン、印刷、製本、製函まで、
本作りのすべての工程をお一人で行っている
水仁舎=北見俊一さんの個展です。
皆様どうぞお出かけください。
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詩集の場合はとくに、発行されて数十年経った本を手に
することも多いと思います。
年数を経て疲れた風合いの函からそっと本を取り出すと、
ときに新品のような真新しさで現れ、はっと息をのむことが
あります。
同時に、かるくひらきやすい本も好ましく思います。
紙の質感、色、切り口、糸、文字の形、箔押しの照り返し、
紙の本の美しさと手仕事の丁寧さに触れるたにびに、
書物とはなんて奥ゆかしい世界なのだろうと思います。