今の職場で働きはじめてから、この9月で10年経った。
にもかかわらず、この年月で得られそうな貫禄というものが身についていない。
しかし、確実に10年で身についたものがある。
体重である。
1年に1㎏ずつ増えている。
いまだに順調である。
少し前までは、寝ずに原稿を書いていたりするとあっと言う間に4㎏くらい落ちて、なんだ寝ないと痩せるのかと思っていたけれど、最近は徹夜しても痩せない身体になった。
鍛えられたのである。
でもまあ、寝ずに落ちた分の体重は、やれやれ終わったと思うとあっと言う間に元に戻ったので、あれはただしぼんでいただけなんだろうと思う。
さてこのまま順調にどこまでいくか、密かにグラフの線の上昇角度をにらんでいる。
機会があったら、5年後くらいにまた中間報告をしたいと思う。
夏の陽射しの強い時期には必ず体調が悪くなって、今年もそれが長引き、回復しかけたところで原稿の締め切りが迫り、それが終わったところで用事が入り、そのまま月末月初の忙しさの中にいる。
ようするに、様々なことを片付けられずに、後回しにしてしまっている。
何かに取りかかると、まるで演じる役から抜け出せないかのように、一つの役で精一杯になってしまい、あの役この役と粉すことができない。
一つのことに集中しないと考えがまとめられない不器用さは生まれつきとあきらめている。
なので周りの人をきっといらいらさせていることと思いますが、どうかあきらめてください。
言い訳のようですが、一つずつ順番に読んだり書いたりしていきたいと思っていますので、どうぞ気長におつきあいください。
と書いておいたら、これを読まない人にも謝ることができたような気がしてきましたが、ここで安心してしまってはいけませんね。
手紙もメールも御礼も挨拶も遅れてしまって、すみません。
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それでこの話にまったく関係の無い写真ですが、故郷の海に沈む太陽です。
夕日の町なのですよ。
なんとなくたそがれた気分ということで。(無理矢理ですね)