年内の仕事を終えました。
商品の補充、窓拭き、鉢植えの水遣り、お世話になっている方へのご挨拶、
月末月初の業務と、いつも10日間くらいかけてやっていることを、
およそ二日間で仕上げて休暇に入りました。
以前は終電で帰っていたのですよ。
といっても、今週はめんどうな発注業務がないので、助かりました。
先週いただいたお花ですが。
お庭の蝋梅を、毎年暮れに届けてくださる方がいて、活けた数日は、
職場中によい香りが漂います。
朝日が当たる場所に植えられているためか、よそよりも早く、
葉が落ちる前に花を開きます。
まるで蝋細工のような花びらなので、毎年「これはつくりもの?」と尋ねられます。
こんなに香りが強いのに、不思議。
この時期に、黄色い花はうれしいでしょう?
今年は、なんだかいろいろなことがあって、自分の速度や能力を超えたことのなかで
必死だったように思います。
反面、様々な出来事を鏡にして、自分の姿を見ることができた年でもありました。
今年はよく高熱も出したけれど、その度に病気だった人が
どんなに我慢強かったかを知りました。
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それから今頃という感じですが、
秩父での朗読会「それぞれの、善き人への冬の歌」では、
「こだま」(スーハ!4号から)
「乾電池」(詩集『きおくだま』から)
「カメラ・オブスキュラ」(未発表作品)
「たましのベッド」(このブログ「銀葉の舟」で公開)
を朗読しました。
勇気づけてくださった方々、そして聴いてくださった方々ありがとうございました。
「乾電池」は、たぶんもう読めないと思います。
くちづけ、なんて言葉、恥ずかしくてもう書かないでしょう。
でも独りで練習した時には毎回泣いてしまって、これはほんとに困ったなと思っていました。
自分の詩を読みながら泣いてしまうなんて、わたしはほんとにおばかさんです。
でも当日、詩集を買ってくださった方に、感謝します。
それから「たましのベッド」ちいさいけれど好きな作品で、朗読できてよかったと思います。
矢野静明さんから送ってもらった写真を見ながらできた詩だということなど、
説明できなかったことがちょっと心残りですが、予定していた作品を
朗読できただけでもよかったと思います。
(もちろん、たくさん反省もしています)
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休暇中に、たくさん寝て、体力を回復したいと思います。
これからはちゃんと横になって寝よう。
11月に高熱を出してから、なんだか荷物がとても重く感じられて左側が痛くて、
いつも左肩にバッグを提げているからかな?左肩に予防接種を受けたからかな?と
思っていたのですが、昨日は左の胸と背中がはさむように痛かった。
さすがにちょっと心配になりました。
でも、今日はそんなことはなくて仕事も順調にはかどりましたから、だいじょうぶ。
職場の近くの方が、
「40歳を過ぎたら、1年に1回はがん検診を受けておいたほうがいいですよ。
ちゃんとやるべきことをやっておけば、生きるチャンスを活かすことができます」
と、今年の締めくくりに、わざわざ言いにきてくださいました。
「生きるチャンス」皆さんも活かしてくださいね。
40歳になっていない方も。
まだ書けずにいる手紙が届くはずのすべての方に、ここでお詫びします。
もう少し家にいられる時間が多いといいのですが。
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では皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。