気分は「タイ」です。(笑)
先週忙しかった上に、冷たい風がびゅうびゅう吹いた日に用事があって吉祥寺へ。
用事といってもすぐに済んでしまうことなので、せっかく電車に乗っていったのに
なんだかとんぼ返りはもったいない。
それで前々から行きたかったお店へ。
タイ料理のお店です。
「アムリタ」とは不老不死の水「甘露」の事、とお店のパンフレットに。
このお店はほんとにおいしいです。
生春巻きとトンとろ香ばし焼きを頼み、うーんと迷ってスープご飯のSを追加。
一人だと、何皿も頼めないので残念です。
ここの生春巻きはぎっしりつまっていて、もちろんおいしくて大満足。
初めて生春巻きを食べたのは、新宿のアジアンキッチンだったか……。
その時一人で二皿、生春巻きを食べました。
以来、おなかいっぱい生春巻きを食べたいと自分でライスペーパーを買って作りもしましたし、
メニューにあるお店では必ず注文し、お惣菜でも買ったり…。
けれどもここアムリタ食堂の生春巻きが現在1位です☆☆☆
香ばし焼きも、スープご飯もおいしい♪
もともとエスニック料理は大好き、パクチーや香りの強いハーブも大好き。
毎日ここでご飯食べてもよいくらい。
それで一気にタイへ気分が向いて、ジャスミンライスやタイ・ベトナム料理の本を
買ってきたので、まずはスープご飯を作ってみたいと思います。
ジャスミンライスっておいしいですよねー。
よし、タイ料理に挑戦するぞー。
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土曜日はフィリア・プロジェクトの『from/to 9.11 ビクトル・ハラの歌が殺されるとき』を観に両国へ。
これまで観たフィリア・プロジェクトの舞台のなかで一番好きでした。
1973年の9月11日という奇しくも同じ日付を結ぶことによって、
わたしたちがその線の上で生きているということ、生きつづけなければならないということ、
その直線をこちらから、そして向こうから彼方へと眼差しを向けたときに、
わたしたちは「生きてきた」ということにもあらためて気づかされたのでした。
過去の悲惨という大きな出来事だけに目をとられると、人が生まれ死んでゆくということや、
ささやかなことで笑い泣いている姿が見えにくくなります。
けれどもどのような状況であれ植物が芽吹き、葉を茂らせ、倒れ踏みつけられても
また立ちあがり新しい芽を出してきたように、わたしたちの生命のいとなみも
つづいてきたのだということ、その確かなことを希望として感じられたのでした。
フィリア・プロジェクトの舞台を、観客という傍観者のまま観ることは難しいのですが、
詩が無いと走り回るその人に、手渡されたその詩を今度はこちらから差し出したくなる、
そのように自分が意志を持った瞬間を、種子のように抱いて帰りました。
演じた女性たちの指さきの小枝が息を吹き返すように芽吹き、
その葉がわたしの内でも青々とそよぎ始めています。