これは椿のわびすけ。「初嵐」という品種だそう。
わびすけのなかでも、葉もつぼみの形も細め?
茶道の初釜で、よく活けるそうです。
ごめんなさい、聞きかじりでお茶の事くわしくありません。
実は昨年暮れに、蝋梅と一緒にいただいたもの。
長い休暇中まっくらな部屋においてあったのですが、
年明けに職場に出てみると、蕾がひらいていました。
椿は活けたあとにも蕾がひらきやすい花だと思いますが、
とてもうれしかった。
いつもはカサカサになって落ちてしまう蝋梅の蕾も、いくつかひらきました。
お花をくださった方から「おじょうずねえ」とほめらてもらいました。
蕾をゆすらないよう、水を換えなかったのがよかったのかな……。
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古い写真ですが、たまごのような椿を見て、魚の卵→数の子と連想して。
数の子入りの松前漬をいただくと作るサラダです。
松前漬に大量の(3本くらい)千切りニンジンを足し、米酢を入れてよく混ぜます。
それだけなのですが、とてもおいしい。
ニンジンいくらでも食べられます。セロリもあいます。
松前漬はもちろん数の子なしでも。
わたしはお酢もどどどと入れますが、お酢なしでもだいじょうぶです。
和えた翌日のほうが味がなじんでおいしいです。
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日曜日は恵比寿の東京都写真美術館で
『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン』展を見る。
1952年に撮られた、生まれ育った町の名前がタイトルの写真を前に、
別の感動を味わう。