「みんな生きることをやめてから、ずっと元気になったんだよ。
もうなんにもこわいことはないし、病気にもかかりっこないし、
心配ごともないからね」
(『青い鳥』メーテル・リンク/堀口大學 訳より)
思い出の国で再会した、おばあさんチルが言った言葉。
職場のオリヅルランの鉢に生えてきたカタバミの葉。
ひょろひょろとかわいい。
勝手に生えてきたのだけど、かわいいからそのまま。
水曜日の夜は、 大好きな人からの年賀状に「行こうと思います」
と書いてあったので、ほんとに久しぶりに歌を聴きに行った。
約束をしていたわけではないので、残念ながら会えなかったけれど。
昨年は1度も行けなかった。
顔見知りの人と懐かしい気持ちで話をする。
好きな歌が聴けたからよかった。
たましがあたためられて、おもいものをぬいでみがるになったよう。
ああ、わたし、今までなにをしていたんだろう
と、本来の自分に戻れた気がする。
重いものを脱いで身軽になると、ひとりきりで孤独でひどくさびしい。
無理に元気になったりしない。
いつもそこに戻って新しい気持ちで。
清々しいくらい、なにもないところから、なにも持たずに。
捨てると言うのでもらった鉢、蕾がついて、今年最初の花が咲いた。
えらいね、と言いながら写真を撮る。
2つめの蕾も開いた。えらいね。
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休日のご飯。
実はこれ一食だけしか食べていない。
しかも、パンと真中の野菜と刻んだハムしか食べられなかった。
(じゅうぶんですか……?)
ここのところものすごく疲れていてずっと食欲もない。
ほんとうはお粥にしたかったのだけど、パンとレバーパテを解凍してしまい、
期限切れが心配な食材を片づけようとがんばって作ったのだけど。
卵もほんとはかた焼きが好きなのに。
ずっと元気が出なくて、体中が痛いので、風邪かもしれない。
ほとんど食べられなかったので、期待して体重をはかる。
なんと増えていた。
(麦酒は飲みましたが)
食欲が無くてむくみがとれない時には要注意なのだけど、
昼過ぎまで寝てしまったので、まだ起きているという悪循環。
手前が鶏レバーのパテ。
鶏レバー500gを流水にさらし、玉葱、セロリなどと一緒にバター20gで炒め、
白ワイン80cc、塩、胡椒、ローリエを入れて煮込み、粗熱がとれたら
ローリエを取り出し、フードプロセッサーでなめらかにし、ココットなどにつめる。
今回、生ハムのきれはしも少し入れています。
おいしいと思うのだけど、今日はお粥の気分だった。
いつも椅子で寝てしまうので、ちゃんと横になって寝よう。
元気になるかもしれない。