なんだかむしょうにメンチカツが食べたかった。
お惣菜を買って帰ろうかと迷ったけれど、
冷蔵庫には、挽肉と豚バラ肉が……。
ということで、メンチカツの中身を想像しつつ、
ミートローフ風のものを作りました。
いつも、自分が適当に作ったものに、勝手に名前をつけているのですが、
「ミートローフ」って?
挽肉、卵、細かく刻んだ野菜などを混ぜ合せ、長方形の型にいれて
オーブンで焼いた料理。(広辞苑)
なるほど。
これは丸形ですが、ほぼその通りです。
ストウブの鍋に、豚バラ肉を敷いて、たねを入れて焼きました。
切ってみますよ。はい、こんな感じです。
豚挽肉、卵、玉葱というハンバーグのたねのようなものに、
干しキノコを鋏でちょきちょき切ったもの、
水で少し戻した切り干し大根、ベランダのセージとオレガノ、
それから大量の繊切りキャベツを入れています。
パン粉は入れずに、その分、野菜をたくさん入れました。
塩、胡椒、赤ワインとスープも入れて、よく混ぜたものを
豚バラ肉を敷いたところに詰め、豚バラ肉を折り畳み包んでいます。
ローリエの葉とローズマリーを載せて、180度のオーブンで
1時間くらい焼きました。
写真は、焼いた後、自然放置して冷ましたものです。
一度には食べきれなかったので、切り分けて、ストウブに入れ
オーブンであたためています。
たくさんのキャベツが入ったミートローフですが、
生の繊切りキャベツもたっぷり添えます。
ほら、メンチカツのような感じでしょう。
生のキャベツは、ソースとレモンで。
コールスローも作るけれど、千キャベツも大好き。
その翌日です。
鍋に、切り分けたミートローフと、カブ、白菜と米を入れ、
スープを注いでオーブンへ。
200度25分くらい焼き、しばらく放置すると、蒸し焼き野菜と一緒に
リゾットもできあがります。
パルミジャーノをおろしかけます。
オリーブオイル+バルサミコ酢+醤油をふりかけて。
もう一品。
ミートローフを焼いた鍋に、お肉のエキスと脂が残るでしょう。
そこに白菜を入れて、蒸し焼きにします。
豚バラ肉は、ほんとうは白菜と重ね蒸しするつもりで買ったもの。
鍋に残っているのは、いわゆるラードですが、
肉や野菜の水分も混じっていて、美味しいんですよ。
捨てるには惜しいので使います。
ラードをわざわざ買ったりはしませんが、これならば使えます。
白菜の甘みが出て、バラ肉と重ね蒸しにするより、
さっぱりしているようにも思えます。
さて、長方形のテリーヌ型でも焼きました。
生のローズマリーを添えてプレゼントに。
オーブンシートで包んでから、ラップで包んでいます。
朝あわてて包んだので、ラップが今ひとつですね。
◆
さすがに12月も半ばを過ぎると、忙しいです。
寒さも一段と厳しくなったところで、給湯器が壊れたらしく
シャワーのお湯が熱くなりません(泣)。
なんだかぬるいなあと思っていると、だんだん水に。
寒くてガタガタふるえながら、浴室から出ました。
一度の修理で直ってくれるといいのですが……。
職場では、「よいお年を」と言って帰る人が多くなりました。
比較的大きな街に職場はあるのですが、
近所のスーパーが閉めてしまい、
都会と言っても駅から離れると不便になりつつあります。
高齢の方は、駅前まで足を伸ばせません。
それで、コンビニで買い物することになるのですが、
以前のように、重い食材を配達してもらうという便利さはなくなりました。
コンビニ帰りのお客さんが、「寒いからね、美味しいよ」と
せっかく買ったカップうどんを、一つ分けてくれました。
先日は、カップ茶漬けでした。
北からは、果物が届きました。
みんな優しいな。
みんないい人ばかりです。
寒いとよけいに、人のあたたかさを感じます。