鎌倉の方から、ふきのとうをいただきました。
とてもうれしい。
さてなんにしようかな。
やはりこれは天ぷらに。
14センチのSTAUBを持っているのです。
小さめの鍋なので、油も少なくてすむでしょう。
一人分のご飯やおかずを温めるのに重宝しているのですが、
こうなると今まで小さすぎると思っていた10センチの鍋も欲しくなってきました。
豆腐の蒸し物といっしょに。
お豆腐が半丁残っていたので、野菜を切るあいだ重しを乗せて。
水切りした豆腐に、油揚げと人参と細ねぎを小さく切ったものと、
泡立て器でといた卵と塩、片栗粉を混ぜています。
ふきのとうの香りを活かすように、あっさりした蒸し物に。
圧力鍋で数分蒸したのですが、もうちょっとかなと思って
さらに加熱したので、ちょっと器にくっついてしまいました。
もう少し小さめの器に半量いれて、ころんとした感じにしたほうが
よかったなと反省。
天つゆではなく、昆布出汁に塩とみりんで味をつけたものをはっています。
蒸し物には、その出汁に片栗粉でとろみをつけたあんをかけています。
そえたのは壬生菜です。
寒い今の季節、葉物も大根も甘くて美味しいですよね。
ふきのとう、美味しかった。
秋田では、ふきのとうのことを「ばんけ」と言います。
雪が降った日に出かけて、数日るすにして帰ってきたら、
薔薇や草花がまだ残った雪に押さえつけられていました。
雪の下から見つけたちぎれたフウロ草。
だいぶ前から咲いていたビルウォーリスという名の花です。
コップにさしたらつぼみもちゃんと開きました。
夜にはとじます。
◆
モレキュラーシアターの『nino-maii にのまい』、
二日間のソワレとマチネの2回公演を2回とも観る。
観た後から、アフタートークで聴いたことを含め
ずっと考えつづけていて、余韻をこえて長く残る
作用を感じています。
公演後、テキストで使われた『種差の世紀』そして『種差 四十四連図』
『イメージ、それでもなお』を読み返していて、さらに関連の書物も……
読みながら観たもの聴いたものをよみがえらせつつ、
感じたこと考えたことを再構築中です。
雪の後でしたが、観ることができてほんとうによかった。
伊藤二子さんや及川広信さん、八戸のみなさんにお会いできたのも嬉しかったです。
たくさん言いたいことがあるのですが、
公演は2回行われることに意味があったし、2度観ることにも意味があったと
今日はそれだけ書きとめておきたいと思います。