ちょっと載せるのが遅くなってしまいましたが、ワラビたたきです。
母が、「今年はこれが最後だと思うから」とアク抜きしたワラビを送ってくれました。
毎年ワラビをとっていた父は、脚が弱りころぶと危ないからと、
今年は母と二人でワラビとりに行くようになったとのこと。
たくさん届いたワラビの食べ方について母と話していて、
そういえば自分で作ったことがないワラビたたきを作ってみたくなりました。
母の作り方は、ワラビをビニール袋に入れてすりこぎでたたいてから、
包丁でさらにたたき、味噌と砂糖で味を調えるとのこと。
自分は入れないけれど、山椒を入れたりしてもよいとのこと。
わたしはフードプロセッサーを使っちゃおうかなあ。
やってごらん、ということで、お湯を通したワラビを切って
フードプロッセッサーに入れ、味噌と鰹節と山椒の実を加え
ガーっと刻んで自分流のワラビたたきが出来上がりました。
砂糖は入れませんでした。
味噌に谷中生姜を混ぜていたので、その香りも加わりよい感じです。
たくさん作ったので、何度も食卓に。
疲れて時間が無い時に、こんなふうにすぐご飯が食べられる
という一品があると、とても助かります。
忙しい父と母は、そうやって切り抜けてきたんだろうなあ。
としみじみ思いながら、今年最後のワラビを味わいました。
ご飯にワラビたたきだけというほうが、
ワラビの風味を楽しめるように思います。
玉葱のピクルス。
ワラビと一緒に送ってくれた、畑からとったばかりの玉葱。
胡瓜、人参、茗荷、谷中生姜のちょっと赤い部分などと瓶に入れ、
スイートマジョラムやバジルなどのハーブをのせ、
熱いピクルス液を注いでいます。
ピクルス液は、酢と、酢と同量の水、塩ひとつまみと好みの砂糖、
ローリエの葉を一煮立ちさせたもの。
玉葱っておいしいなあ。
ピクルスを刻んでトマトと混ぜて、サルサソース風にしたり、
麺の薬味がわりに使ったり、母が作った玉葱は、
ほとんどピクルスで食べてしまいそうです。
「ご飯に梅干しとか、おかずはちょっとだけでも、
米さえあればなんとかやっていけそうな気がするのよね」
「そうそう。米があればなんとかなるものだよ」
思えば子ども時代は、ご飯と味噌汁とささやかな一品くらいで、
梅干しだけでご飯を食べることも多かったのでした。
そうやってつくられた身体だからか、ご飯を食べると元気になります。
なんとかやっていけそうです。