◆新井豊美さんの遺稿評論集『「ゲニウスの地図」への旅』の
シンポジウムと出版記念会が、7月4日にあります。
詩と評論に関心のある方、またほかの分野の方も、ひろくご参加ください。
シンポジウムと出版記念会、いずれかの参加も可能です。
詳細は以下、チラシから。
新井豊美評論集刊行記念「ゲニウスの地図」への旅
シンポジウムと出版記念会
2012年1月21日に亡くなられた新井豊美さんの遺稿評論集
『「ゲニウスの地図」への旅』と『歩くための地誌』(昨年11月刊)の刊行を記念して、
シンポジウムと出版記念会を行います。
新井氏の残された言葉を通して、戦後の女性表現、とくに、
詩と批評の問題を考える、一般参加自由の会です。
多くの方のご参加をお待ちいたします。
2015年7月4日(土)
◆シンポジウム
13:30〜(13時開場) 会費1500円
東京都千代田区神田神保町1−17東京堂書店6F
出演 :福間健二、瀬尾育生、水島英己
倉田比羽子、井坂洋子、添田馨
◆出版記念会
17:15〜(17時開場) 会費7000円
東京都千代田区神田神保町1−1三省堂書店B1
■お問合・お申込
(クリックすると、大きな画面でご覧いただけます)
◆新井豊美さんの遺稿評論集(いずれも思潮社刊)
『「ゲニウスの地図」への旅』
初期の吉本隆明から最期の菅谷規矩雄論まで。
「女性誌」論にとどまらぬ、詩論の全体像。
新井さんの《「遅れた返信」》である『「ゲニウスの地図」への旅』は、
菅谷の往信「戦後詩の帰結」がみずから顕わにしている、
この詩的論理の難路をどう見ているのか、そこがわたしの関心の
赴くところでした。
――北川透
『歩くための地誌』
わたしは誰なのか。どこから来たのか。どこへ行くのか。
歩き、書くことによって自らのルーツを辿る。
新井さんは対象世界に歴史的視点で存在主体に問いかける
核心につきすすむことを目指していった、そこに新井さんの
宿命的な倫理としての特性をみる。
――倉田比羽子