左の花は、「中国ミツマタ」。近づくとよい香り。右は不明。
濃色のボケ。右は十月桜?
左は枝垂れ梅。右は、枝垂れ柳の花。
枝垂れ柳の花って、初めて見ました。
天龍寺や三十三間堂で。
両親の金婚式のお祝いで、京都へ。
二人とも京都ははじめて。
新幹線を乗り継いで、片道8~9時間。
無理をしてもらったけれど、とてもよい旅行でした。
見るもの食べるものに、まるで無垢な表情で、
感心し、驚き、喜ぶ。
家族のことだけを思い、自分を後回しにして生きてきた二人。
その清さに、そのつど決断し整理しながら生きてきたつもりだったのに、
わたしの人生はいつのまにこんなにも複雑になってしまったのかと思う。
たぶん、まっすぐ道をゆずれずにきたそのまわりで、
たくさんの人がふりまわされて動いてくれたのだろう。
その糸がからまりあって、時折、足がもつれる。
ちょうど、東山の花灯路だった。
写真の上が暗いのは、どうやら、雨に濡れないよう
レンズの上にひさしをつくっていた手のひらが写ってしまったみたい。
一日中歩きまわり、夕方6時には食事をし、お風呂に入り、11時に就寝。
朝は6時に起床し、お風呂に入り、7時に朝食、9時には出かける。
人間らしい過ごし方から、帰ってきてすぐいつもどおりの寝ない生活に。
片付けずにいったことや間に合わないことも思いだして、どっと疲れる。
旅行中のリズムをつづけようと思いながら帰ってきたのに……。
ねねの道にあるお店で食べた抹茶サンデー。
庭を眺めながら、いくらでも食べられそうだった。大満足。
わらび餅もふわふわで、きな粉の香りがよくおいしかった。
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親孝行とは、自分の思いを果たすためにするものだったのだと、
帰ってからしみじみ思う。
両親に感謝。
二人を喜ばせてくれた、たくさんの人に感謝。