不機嫌で自分勝手で威張っている人と60年暮らすのと、
穏やかで思いやりがあり誠実で信頼できる人と60年暮らすのでは、
どちらがいいだろう。
わたしたちはもっと優しくなろう。
お互いに欠点を持ちながらも、
妻や夫や娘や息子や母や父や兄や姉や妹や弟や
友人や恋人に優しくしよう。
◆
ここしばらく忙しかったので、ゆとりがありませんでした。
雛祭りらしいこともせずに終わってしまうのもさびしいと、
雛祭りパスタ作ってみました。
ああ……小学生の料理みたいだなあ。
あるもので作ったので、顔はサツマイモです。
黒ゴマがなかったので、黒米で目を作り、梅干で口を。
糠漬けのセロリと人参で、小物を。
糠漬けのセロリっておいしいですよね。
あ……ぼんぼりが……。
ご飯がなかったので、トマト味のパスタです。
トマトソースは、白菜で作ったもの。
オリーブオイルを敷いた圧力鍋に、
玉ねぎ、セロリ、セロリの葉、白菜をざくざく切ったものを重ねて、
粗ごしトマト、赤ワイン、鶏ガラスープの素、水1カップ弱を入れて、
ニンニク、ローリエ、胡椒も入れて、10分くらい長めに加圧。
蓋をあけたら煮詰めて、塩で味を調えます。
白菜1個と、大量のセロリの葉がとろとろのトマトソースになります。
薄焼卵で包もうと思ったのですが、
卵にヨーグルトを入れ過ぎてスクランブルエッグ状態に。
持ち上げたらやぶれてしまい、ああ、失敗。
やり直そうにも卵がなかった。
写真も、お雛様の顔を直そうと思ってさわったら崩れてしまい、
こんな写真しか撮れませんでした。(泣)
間に合わせで出来の悪い雛祭りプレートになりましたが、
お皿の上の二人のほうが不満かもしれません。
しかも、並び方が逆だったか……。
ハマグリのお吸い物ではなく、牡蠣のオイル漬け。
今回は牡蠣をから炒りする時に、丸ごとのニンニクとローリエ、
鷹の爪、黒粒胡椒を入れました。
水分がなくなったら、オイスターソースがなかったので、XO醤を。
瓶に入れて、オリーブオイルをかぶるまで満たします。
添えたのは、「仙台雪菜」のおひたし。
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そういえば子どもたちが小さな頃、
うずらの卵で顔を作って、酢飯を三角のおにぎりにして
薄焼卵で包んで、雛祭りのご飯を作ったのでした。
息子はうずらの卵の顔を口に入れたまま涙ぐんで、
かわいそうだからと噛むことができない。
妹である娘は、嬉嬉として顔からつまんで食べる。
二人の性格の違いがわかる出来事でした。
息子は、アンパンマンの顔のパンとかも、かじれなかったなあ。
さて、大人になった兄妹の性格は……?
あいかわらず、その時のままです。