さて、これはなんの花でしょう?
切り落とした野菜の葉が、青々として美しかったので、
またつい水を張って活けておいたのでした。
まさに春の息吹。
茎が立ちあがって、ぐんぐん伸びてきたなあと思ったら、
薄紫の花が咲きました。
これは、聖護院大根の花。
ふつうの大根も育てたことがありますが、
野菜の花って、清潔でやさしい印象の花が多いですよね。
花が咲くと、古い葉は、急に枯れ始めます。
そういう姿にも、生命の過程をおしえられるような気がします。
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さて、今日は、焼きカマンベール。
まんなかにちょっとだけくぼみをつけて、蜂蜜を入れて、
胡桃をのせて180度のオーブンで焼きました。
検索したなかで、一番かんたんそうだったので、このレシピで。
先日のブラウニー用に買った胡桃が、ちょうど残っていたのです。
焼いている間に、胡桃もローストされて、香ばしくておいしいです。
耐熱容器、ほかにも持っているのですが、ついいつもの土鍋で。
チーズフォンデュとか、バーニャカウダとか、からめて食べる
料理には、この広さと鍋の深さ(浅さ)が使いやすいのです。
角が無くて、洗うのも楽ですし。
というわけで、今回も土鍋に入れて焼きました。
念のために、オリーブオイルを少しひいています。
チーズのまわりに置いたのは、蒸したサツマイモです。
鍋の空間がもったいないなと思って。
でもこれ、チーズにもあって、おいしかったです。
チーズの容れもののなかで、とろけています。
カマンベール、まるごと焼くなんて、ぜいたくな気がして、
実はずっとやってみたかったのにがまんしていたのです。
生で食べておいしいものを……なんだかおそれおおくて。
でも、思い切って作ってみてよかった。
これはチーズの一番おいしい食べ方かも。
チーズの切れ端をリゾットに落としたり、焼いたりはあるのですが、
まるごと焼いたおいしさは格別です。
チーズフォンデュよりも、ずっとおいしいと思います。
蜂蜜なしでもいいと思いますが、
甘味がすこし混じると、こくが増すような気がします。
カマンベールならではの、クリーミーさなのだと思いますが、
食べ終わるまで、かたくならずに、とろとろでした。
ほら、パンにうまくからんで、おいしい。
アスパラと人参のスティックも用意したのですが、
ほとんどパンにからめて食べました。
これは、白神こだま酵母の、バタール。
また作りたいと思います。