家でしかできないことは、家にいないとできないわけで……。
ここ数週間、帰宅が遅かったので、片づけられずにいることが
たまってしまって、今日はずっと家にいました。
もともとなにをやるにも時間がかかるタイプで、
これは歳をとっても経験を積んでもさほど進歩がないようです。
ならばやるべきことを優先、今週は食事も簡単なものですませよう
と思うのですが、ついつい食材を買って帰ってしまいます。
土曜日、仕事帰りに足りないものを探して数件まわっていたら、
福岡産の筍が安く売っていて、思わず3個購入。
小ぶりで、おいしそう。
実は、タイカレーに入れようと、筍の水煮をすでに買っていたのですが。
精米機買ってよかったなあと思う瞬間。
いつでもすりたて?の米ぬかがあります。
夜に、洗って外側の皮だけ剥いて、穂先を削って、縦に切れ目を入れ、
ぬかと唐辛子を投入、なんとなくにがりも少々落とし、圧力鍋で10分。
そのまま自然放置。
とりあえず茹でるだけと思っていたのですが、せっかくなので食べたい(笑)。
筍ご飯もよいけれど、今回は筍寿司に。
刻んだ筍と人参と油揚げ2枚を、鰹だしとしろたまりと酒で
水気がなくなるまで煮ます。
火を止める直前に、山椒の実を入れて、軽く炒りつけます。
(山椒の実を茹でたものが、実は冷凍庫にたくさんあるのです)
米酢70cc、砂糖(甜菜糖)大さじ1、塩小さじ1弱で寿司酢を作り、
昆布を入れておきます。
お米は3分づき、3合に酒大さじ2、先程の昆布を入れて炊きます。
むき海老は、流水で洗って、にがり少々をふってしばらくおきます。
お酒をふって、ふたをして沸騰したら、ここにも山椒の実をいれて
水分を飛ばします。
炊きたてのご飯に、寿司酢と具材を混ぜ、茹でた菜の花、炒り卵、
花びら型で抜いた新生姜の甘酢漬け、海老をのせて出来上がり♪
ちらしたのは、小松菜と聖護院大根の菜の花。
聖護院大根の花は、咲くたびに、塩漬けにしておいたのですが、
今日咲いていた花ものせて。
炒り卵が、ミモザの花のようでしょう。
はい、これを食べました。
お正月に買って、ミモザの絵を入れてもらった川連漆器の重箱。
普段使い用です。
桜もミモザも見に行けなかったので、食卓でお花見です。