銀葉の舟

レタスたっぷりのミートローフ

レタスたっぷりのミートローフです。

挽肉、玉葱、キノコ類、塩、胡椒、卵を混ぜ、

レタスの繊切りを入れてさらに混ぜます。

ベランダに生えているので、セージとオレガノのみじん切りも入れました。

500gの挽肉に、なんとレタス１個入れています。

たねがゆるくなりそうなので、卵は２個にしました。

テリーヌ型に詰めて、天板に水を張って、180度で１時間くらい焼きました。

かけているソースは、チリソースです。

えー……と思うかもしれませんが、これもありでしたよ。

生春巻きにチリソース使うでしょう。（無理矢理ですが）

レタスたっぷりなので、わりとあうのです。

でも、マヨネーズに和辛子を混ぜたのが、一番あいました。

レタスは焼いても、しゃきしゃきした食感と、ほろ苦い風味が残ります。

添えたのは、大根と人参のナマスにちょっとナンプラーを入れたもの、

小松菜のおひたしエゴマかけ、ミニトマト。

 

 

レタス入りミートローフを挟んだベーグルサンド。

うっかり、トマトも胡瓜も厚すぎました。

冷凍庫にだいぶ前からベーグルが入っていたのですよ。

娘がこれは美味しいからと強くすすめるので、

ベーグルそんなに好きじゃないと言いながらもらって帰ったものなのです。

そうだ！ベーグルサンドにしよう！と材料の準備をして取り出したら、

なんとチョコチップ入りのベーグルでした（笑）。

まあいいや、とそのまま温めて、ベーグルサンドにしました。

あら、思ったよりも美味しいです。

チョコチップでもぜんぜんだいじょうぶ。

娘よ、食べず嫌いですみませんでした。

もう一個は、挟まずに、ワンプレートにして食べました。

実は、かじりつくもの、苦手なのです。

たまに食べますけど。

 

 

 

 

矢野静明展 2013

 

 

　　　　矢野静明展、はじまりました。

　　　　2013年３月28日（木）〜４月９日（火）

　　　　ギャラリー・アニータ

　　　　11:00〜18:00　水曜休廊

 

 

この空の下にいる友だちへ

お元気ですか。

桜が咲きましたね。

花々が次々とひらくこの季節に、あなたは生まれたのですね。

あなたの故郷の福島でも、春の兆しに満ちたよい季節でしょう。

あなたが律儀に返信を気遣ってくれるので、この場所から、

笹舟のようにゆるやかな方法で、便りを流します。

若い頃わたしは、すべてを失ってしまったような思いにとらわれ、

希望も見失いがちでした。

歳をとった今では、まだあんなにたくさんのものを持っていたのに！

と思います（笑）。

近頃は、自分から手放すことさえ考えるようになりました。

やわらかでしなやかな心とからだと、たくさんのよいものを持っている友だちへ。

わたしが十五歳の時に、卒業式の壇上に飾られていた

ミモザの花の明るい黄色を贈ります。

あなたとあなたの行く先が、いつもあたたかな光に照らされていますように。

今日はあなたにとって、新たな一年のはじまりの日。

お誕生日おめでとうございます。

 

 

ミモザの花言葉から

「豊かな感受性」「友情」

 

 

 

ウグイスカグラ

ひらきますよ。

 

はい、咲きました。

 

お客さんから一枝いただいたウグイスカグラ。

小さなつぼみも、つぎつぎひらいて、月の初め頃まで咲いていました。

もう桜も開花したそうですし、時期が過ぎてしまって今頃という感じ

ですが、せっかくいただいたお花ですし、アップします。

毎年いただいては、写真を撮っているのですが。

枝が細くてかわいいんです。

来る人来る人が、「かわいい」とほめてくれます。

 

横から見たら、ほら釣り鐘型です。

（奥にぼやけて見えているギザギザの葉は、柊です）

挿し木できるんじゃないかしら、という方がいたので、挑戦中。

 

これは、ピンクの侘助。

一緒に活けていました。

 

桜どのくらい咲いたのかな。

しばらく忙しいので、いつもより開花が早い桜にまで

追い立てられている気分です。

まにあうかな……と弱気になっている場合ではありません。

 

 

 

 

小鉢三品

タコとセロリの炒め物。

タコはぶつ切り。セロリと長ネギもざくざく切ります。

フライパンに胡麻油を熱して、塩を投入。

今回は、秋田で買った男鹿半島の「わさび塩」を使っています。

ただこれはそんなに辛くないのですね。

それで、材料を炒めてから、練りわさびも入れています。

強火で全体を混ぜ合わせて出来上がり。

タコってかわいいな。

食べちゃったけど。

 

長芋の短冊。

バルサミコ酢と醤油とオリーブオイルにわさびを混ぜたものをかけています。

上にも、わさびをのせて。

さきさきした食感が美味しいですよね。

 

スープをとった手羽元をかるく炒めて。醤油をからめたもの。

照りが欲しい時は、味醂を入れます。

醤油をからめただけでも美味しいんですよ。

山椒や一味をふると、肴になります。

子どもの頃、信じられないかもしれませんが、お肉って週に一度くらいでした。

思いがけない幸運のように、鶏ガラでスープをとる日があって、

スープをとった後の鶏ガラをもらって、醤油をかけて食べました。

口に入るまでの複雑なことが、喉を通ってゆく時に納得できたのでした。

最近、今週のスープと名付けて、週替わりでスープを作っていますが、

材料にはなるべく骨付きの鶏肉を使います。

食べる時に楽なので、身離れのよい手羽中を使うことが多いです。

長時間煮込まなくても、朝晩火を入れ直す度に、

コラーゲンが煮出されて、とろみも美味しさも増します。

スープというのは、奥深いなと日々思います。

ちょっと話が飛んでしまいましたね。

 

 

 

ウスタビガ／ヤママユ

冬木立のなかを歩く。

これは、２月５日に撮ったもの。

今は、もう様子が変わっているかもしれませんね。

季節はずれになりそうなので、あわててアップ。

 

 

ずっとこんな感じで迷いそう。

だいじょうぶ。娘のガイドつきです。

 

 

「あっ、あったよ！」

落ちていたのは、ヤママユの繭。

金色がかった緑色の繭がきれいでしょう。

中は空でした。

 

 

「見つけた」

これは、ウスタビガの繭。

ヤママユよりも、さらに鮮やかな黄緑です。

中にまだ蛹がいるので、置いて帰ります。

 

 

あちこちで見かけたこの薄桃色の綿毛は、

コウヤボウキでしょうか。

はじめは濃いめのピンク、時間と共に綿毛は白くなります。

 

 

だれのかお？

まるでだれかがお面を作って置いておいたよう。

雑木林は不思議。

 

 

高菜とマグロの目玉

先日、高菜があったので、思わず買って高菜漬けにしました。

なかなか水が上がってこなくて、塩を足してさらに数日。

後で調べたら、干してすりこぎで叩いてから漬けるとよいらしい。

これは、一週間目くらいです。

一度自分で作りたかった高菜にぎり。

高菜って美味しいな。

辛子のような風味にそそられて、何個でも食べられそう。

（２個でがまんした自分をほめたい）

高菜漬けを刻んで納豆に入れて食べるのも美味しいです。

 

 

さて、これはなんでしょう。

タイトルでもうおわかりと思いますが、マグロの目玉ですよ。

数回茹でこぼしてから、生姜やハーブと一緒にストウブに入れてオーブンへ。

200度で20分以上。その後自然放置するので、わりと適当です。

蓋をあけてみると、とけたコラーゲンや脂がたまっているので、

小鍋にバルサミコ酢と醤油と生姜と山椒を入れて、煮つめます。

沸騰させると、臭みが飛ぶだろうと思って。

アンチョビがそうでしょう。

目玉を戻して、煮汁をからめます。

パクチーをたっぷり。

これなら、目玉の臭みもおさえられます。

 

ミモザ

乗り換え駅で、ミモザを買った。

１本くださいと言うと、「どれがいいですか」と尋ねられる。

ミモザは蕾を買ってもひらかないので、咲いているのを買わないと。

「たくさん咲いているのがいいですよね」と店員さんが

枝をちょっと持ち上げながら選んでくれる。

「あっ、これがいいですね」

一枝が分かれていて、二枝分の量。

「これ、あたりです。時々こういうのがあるんですよ」

あたりという言葉に、思わずにっこり。

こういううれしいことが、みんなにありますように。

 

いつもお世話になっている、宅配便のおにいさん。

最初にやってきた頃は、「ありがとうございました」が

「ありぁした」と４文字半くらいにしか聞こえなかった（笑）。

まだ若くて仕事にも慣れていなかった。

それが２年くらい経った今では、ちゃんと

「ありがとうございました。またお願いします」

と聞き取れるようになった。

ふつうのことですけど、成長を見ているおばちゃんはうれしいです。

ときどき短い会話も交わすようになって、頼もしくなってきた。

「ご実家は？」

「流されましたー」

 

がんばろうという言葉が、一時期あちこちに掲げられたけれども、

だまってほんとうにがんばってきた人たちのいかに多いことか。

がんばってきた人たちに、ありがとう。

 

 

 

 

白菜のミルクスープ

あたたかくなりましたね。

これまでは、キッチンが寒すぎて、スープばかり作っていました。

これは、白菜のミルクスープです。

挽肉と玉葱と人参それからいろんな野菜を粗みじん切りにして炒めて、

酒と醤油と胡椒で味をつけたものを、作り置きしています。

これをスープのたねにします。

白菜をざくざく切って、スープのたねをいれて、出汁をいれて煮込みます。

出汁は鰹出汁だったり、洋風スープの素だったり。

洋風スープの時も、鰹出汁を使うことが多いです。

かぶるくらいの量で煮て、塩・胡椒で味付け、牛乳をいれて一煮立ち。

ルーを使わなくても、こくがあっておいしいですよ。

スープはいつも、ルクルーゼの鍋で多めに作ります。

これを翌日から、サーモスに入れて、お弁当にします。

職場が寒いので、あつあつのスープが楽しみ。

えらいぞ、サーモス。

寒い時期は、朝晩火を入れて、数日かけて食べています。

寒くても、疲れていても、とりあえずスープがあると思うと

やる気も元気も出るでしょう。

透明なスープ、ミルクスープ、ミネストローネ、けんちん汁、

具沢山のスープを順番に作っているかんじです。

 

 

考える時間ばかり長過ぎます！（と自分を叱ってみました）

よし、ばりばりいろんなことをかたづけよう。

「ばりばり」って言うだけで、なんかできそうだぞ。

 

 

ひな祭り

先日、鞆の浦の町を歩いていたら、開店前の店のショーウインドウに

おひな様が飾ってありました。

 

こちらは、ふつうのお宅の玄関先に。

鞆の浦では、11年前から、町ぐるみでおひな様を飾る

「町並み　ひな祭り」が行われているとのこと。

 

古い町並がのこる鞆の浦。

 

開いたばかりの保命酒屋さんには、段飾りが飾ってありました。

昭和28年に生まれた方の初節句に、特別に作ってもらったものだそう。

 

「どうぞ二階も見て行ってください。どうぞどうぞ」

お言葉に甘えて、二階のお部屋も拝見。

こちらは古い京都のおひな様。

 

これも古いおひな様。

みんなやさしいお顔。

 

再び、店頭のおひな様。

 

古い保命酒の徳利。

「江戸時代は身分の高い人が飲むものでした

　備前焼で嗜好をこらした徳利は贈答品として珍重されました

　備前角徳利・糸目徳利・三方つまみ徳利」

と書いてあります。

 

場所は変わって、これは尾道の「帆雨亭」さんに飾られていたおひな様。

いずれもご了解を得て、撮らせてもらいました。

 

女の子だけではなく、男の子も、元気にすくすく育ちますように。