銀葉の舟

パンと野菜と果物のサラダ

 

パンと野菜と果物のサラダ。

パン食派ではないのですが、食パンを買った後は毎朝のようにこれを食べています。

８枚切り食パンの、２枚はホットサンドに、残りは連日このサラダを作ります。

野菜や果物は、その日にあるもので。

今回は、切ったベビーポテトと人参、玉葱にオイルをふって鍋に入れ、オーブンへ。

２００度で１０分くらい。

その間にパンを角切りにして、オーブンシートに並べ、オイルを吹きかけます。

野菜の鍋を入れたままのオーブンに天板を入れ、パンをトースト。

クルトンのようにかたくせずに、小さなトーストという感じです。

（オイル用のスプレーボトルを買ったのです。

以前持っていたのは、空気を圧縮するタイプでしたが、

今回はハンドスプレータイプで力がいらず気に入っています。

オリーブオイルを入れていますが、広い面に塗布する時には

とても便利です）

トマトを角切りに、林檎とオレンジは一口大に、壬生菜はざく切りに。

蒸し焼きの野菜を、塩胡椒とバルサミコ酢であえます。

ボウルですべてをあえて、塩胡椒とオリーブオイルで味を調えてできあがり。

焼いた卵やベーコンもよく入れます。

パンはもちろん、食パンでなくてもいいですよね。

ちょっと多過ぎるように見えるかもしれませんが、

野菜ジュースを作るかわりと思って

このサラダでまとめてとっています。

果物の酸味と甘みで、塩も軽くふるだけでじゅうぶん。

朝食やブランチにぴったりだと思います。

 

今日は雨。

先日の雪の重みで裂けたままの木々の傷に、

やさしい雨。

 

 

 

若松マーケット

確定申告のために、横須賀税務署へ。

署内の階段でとぐろを巻くような長い行列でしたが、

受付から提出までスムーズに流れ、思ったよりも早く終えることができました。

出たのが昼過ぎだったので、おなかがすいたまま、うろうろ。

街を探索しながら、よいお店が見つかったら入ろう。

ふいに現われたこのお屋敷は？と思ったら

「葉山茶屋　鳥ぎん」というお店で、価格も良心的。

そこでランチを食べました。

塩そばにそぼろご飯のセットにしたので、軟骨つくねをたれで追加。

とても美味しかった。

煙も調味料という感じで、燻された風味と甘過ぎないたれが絶妙でした。

次に行ったら、焼き鳥丼にしようと思います。

 

駅を探して歩いていたら、雰囲気のよい通りに。

ちいさな居酒屋やスナックが並んでいます。

 

お店の名前を見るだけでもなんだかいやされます。

電線がからみあいそうなくらい、たくさんのお店がひしめきあっています。

よい感じだなあ。

 

思わずカメラを出して写真を撮りながら歩いていると、

後ろから通りかかった人が

 

「このお店がこの辺で一番古いお店だよ」

え、そうなんですか、ありがとうございます。

「今もママが元気にやっているよ」

 

ここは、そういう長くやっているお店が多い通りだったんですね。

しかも、道が真っすぐではなくて、曲がっているので

迷い込んでしまったように錯覚します。

 

振り返るとこんなふう。

ポップな色があふれているのですが、懐かしさで統一感があります。

 

出口が見えないので、不思議さが増します。

仕事帰りの人は、明かりのついたこの通りを

なじみのお店目指して歩くんだろうなあ。

 

看板の文字も、それぞれ味わい深いものがあります。

ひさしには、魔女宅っぽいかわいいサタン。

 

出口が見えてきました。

ここは、「若松マーケット」という通りだったのですね。

ほら、通りの向こうには大きなビルが建ち並んでいるんですよ。

ここだけ時間が止まったような、ほっとする町並み。

 

見上げると、色っぽくてかわいいイラストの女性が

「あんたも好きねえ。」とつぶやいています。

そして「横須賀ブラジャーが飲める街」という文字が。

横須賀ブラジャーって？

種明かしをしちゃうと残念かもしれませんが、

ブランデーをジンジャーエールで割ったご当地カクテルとのこと。

お酒を飲むにはちょっと早い時間帯でした。

次は、お店に灯がともる時間に歩いてみたいと思います。

（今回はちょっと大きめのサイズでひらきますので、

　よろしければ画像をクリックしてみてくださいね）

再就職たいへんそうと思っていたけれど、

こんなに懐かしい雰囲気の街でなら、

仕事見つかるかもしれません、とちょっと元気が出ました。

 

 

 

ふきのとうの天ぷらと豆腐の蒸し物

鎌倉の方から、ふきのとうをいただきました。

とてもうれしい。

さてなんにしようかな。

 

やはりこれは天ぷらに。

１4センチのSTAUBを持っているのです。

小さめの鍋なので、油も少なくてすむでしょう。

一人分のご飯やおかずを温めるのに重宝しているのですが、

こうなると今まで小さすぎると思っていた１０センチの鍋も欲しくなってきました。

 

豆腐の蒸し物といっしょに。

お豆腐が半丁残っていたので、野菜を切るあいだ重しを乗せて。

水切りした豆腐に、油揚げと人参と細ねぎを小さく切ったものと、

泡立て器でといた卵と塩、片栗粉を混ぜています。

ふきのとうの香りを活かすように、あっさりした蒸し物に。

圧力鍋で数分蒸したのですが、もうちょっとかなと思って

さらに加熱したので、ちょっと器にくっついてしまいました。

もう少し小さめの器に半量いれて、ころんとした感じにしたほうが

よかったなと反省。

天つゆではなく、昆布出汁に塩とみりんで味をつけたものをはっています。

蒸し物には、その出汁に片栗粉でとろみをつけたあんをかけています。

そえたのは壬生菜です。

寒い今の季節、葉物も大根も甘くて美味しいですよね。

ふきのとう、美味しかった。

秋田では、ふきのとうのことを「ばんけ」と言います。

 

雪が降った日に出かけて、数日るすにして帰ってきたら、

薔薇や草花がまだ残った雪に押さえつけられていました。

雪の下から見つけたちぎれたフウロ草。

だいぶ前から咲いていたビルウォーリスという名の花です。

コップにさしたらつぼみもちゃんと開きました。

夜にはとじます。

 

◆

 

モレキュラーシアターの『nino-maii にのまい』、

二日間のソワレとマチネの２回公演を２回とも観る。

観た後から、アフタートークで聴いたことを含め

ずっと考えつづけていて、余韻をこえて長く残る

作用を感じています。

公演後、テキストで使われた『種差の世紀』そして『種差　四十四連図』

『イメージ、それでもなお』を読み返していて、さらに関連の書物も……

読みながら観たもの聴いたものをよみがえらせつつ、

感じたこと考えたことを再構築中です。

雪の後でしたが、観ることができてほんとうによかった。

伊藤二子さんや及川広信さん、八戸のみなさんにお会いできたのも嬉しかったです。

たくさん言いたいことがあるのですが、

公演は２回行われることに意味があったし、2度観ることにも意味があったと

今日はそれだけ書きとめておきたいと思います。

 

 

 

矢野静明個展 ２月２０日から

 

 

 

矢野静明個展

２０１４年２月２０日（木）〜２月２５日（火）

１１：００〜１８：００

 

ギャラリーアニータ

（小田急線座間東口より徒歩２分→map）

 

２月２３日（日）PM２：００〜3:30

作家トーク「私の絵画作法」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

２月14日のビスコッティ

なんとなく２月１４日らしいことがしたくなり、お菓子の本をぱらぱら。

ところが大雪で、買い物に出かけるのも億劫。

それで、家にある材料で間に合うものを作りました。

チョコが入ったビスコッティ。

なかしましほさんのレシピです。

ほぼレシピ通りなのですが、

チョコとナッツを粗く刻むという簡単そうなことができずに、

たぶんチョコが砕け過ぎてこんなチョコ色に。

まあいいっか……。

オイルはオリーブオイルで、甘みは顆粒状の甜菜糖で

粉と一緒にふるえず、それでもなんとかできました。

胡桃とアーモンドスライスを入れているのですが、

もうちょっとごろごろしたナッツが入っていたほうがよかった。

次回、再チャレンジします。

 

先週の雪が降った夜に、DVDを観ていたら、

あれ？　ねこの鳴き声が聞こえたような……？

止めて巻き戻しても、ねこの声は入っていないようです。

しばらくしたらもう一度鳴き声が。

すごくちかい。

外は大雪です。

結局わからないままでしたが、翌朝また声が。

もしかしたら床下にいるの？

外に回ってみたら、床下換気口から入った足跡と

出た足跡が見つかりました。

一晩、家に帰れず床下にいたんですね。

ちゃんと帰れたようで、よかったよかった。

 

その話とは別のねこです。

色はちがいますが、顔と体型がそっくりです。

きょうだい？

 

さて、外は猛吹雪だったのですが、雨に変わったのか、

屋根から雪の落ちる音が響いています。

どしんどしん……ねむれない。

あした電車が動いていますように。

 

ローストポーク丼

ローストポーク丼。

インフルエンザで寝込む前に、多めの塩と酒とひとつまみの甜菜糖をまぶして

とりあえず漬け込んでおいた肩ロースブロック。

ストウブに入れ、１８０度のオーブンで６０分焼いています。

最後に温度を上げて焼き色をつけて。

薄切りをご飯に並べて、わさび醤油をかけて丼に。

のせているのは辛子色に見えますが、きざみわさびです。

茹でたブロッコリーと、人参とタマネギのサラダを添えて。

 

 

ラードが残った鍋に、ミニポテトを並べ、ローズマリーをのせて

２００度で１０分くらい蒸し焼きに。

お醤油を仕上げにからめて、胡椒をふっています。

ラードは炒飯にも少しだけ入れたりします。

白菜などを蒸し焼きにしても美味しいです。

 

 

都市ガス用のオーブンを、プロパンガス用に変えてもらったのですが、

時々点火せずエラーになります。

プロパンの残量が少なくなるとそうなのか？

よくわからず毎回点火するまではらはらします。

プロパンではわりとよくあることのようなのですが、

解決方法があるのか知りたいです。

 

 

今頃ですけど、すごい雪でしたね。

吹雪のなか、ちょっと買い物に出かけました。

 

こんなかんじ。すっかり雪国です。

畑用の長靴があってよかった（笑）。

 

 

 

ゆきだるま１号。

 

ゆきだるま２号。

これはきのう見つけた。

目鼻を、ペットボトルの蓋で彫り込んだのかな？

ちょっとグレイっぽい顔立ち。

と思っていたのですが、下に落ちているのがもしかしたら目かも。

両方とも傑作。

 

 

 

 

『nino-maii にのまい』公演

シアターΧ提携公演　２０１４

豊島重之＋モレキュラーシアター

『nino-mai i にのまい』公演

 

 

 

 

四枚の写真からもがきだす　余熱さめやらぬ灰の出航（一場）

散り散りの灰でできた無声のプライマー＝雷管（二場）

脆くも壊れやすい白昼のリュシオールたち（三場）

林立する蚊柱の気違いじみたアルス・ノトーリア（四場）

 

 

作・演出・美術・構成　：　豊島重之

　　断章引用：『種差の世紀』　豊島重之

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『イメージ、それでもなお』　　（橋本一径　訳）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョルジュ・ディディ＝ユベルマン

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほか

Voice　出演：大久保一恵・高沢利栄

　　　　　　　　　出演　：中野真李・田島千征音楽：根本忍

　　　　　　　　　　照明：間垣隆

　　　　　　　　　　舞台：荒谷勝彦

　　　　映像記録：宮内昌慶

　　　　光面操作：豊島章伍

　　　　　　　　　　　制作：戸田昌征

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほか

 

 

 

２０１４年２月１５日（土）　ロビー開場１８時３０分／開演１９時〜（ソワレ）

　　　　２月１６日（日）　ロビー開場１３時３０分／開演１４時〜（マチネ）

 

 

 

アフタートーク聴き手：豊島重之

 

◇《二の舞〜揮発者たちの世紀へ》

　　　　　＋『種差　四十四連図』（北島敬三／写真・豊島重之／文）刊行記念

　　　　講師：鵜飼哲

　　　　２月１５日（土）２０時〜２１時１０分

 

◇《二の舞〜異貌のアルス・ノトーリア》

　　　　講師：八角聡仁

　　　　２月１６日（日）１５時〜１６時１０分

 

 

 

劇場　　　：　シアターΧ

　　　    　　　　JR総武線両国駅西口徒歩３分／大江戸線両国駅A4・A5出口徒歩８分

 

入場料：各日均一（トーク聴講込み）２０００円（学生優待・要事前予約）

 

 

 

 

予約・問　：　シアターΧ

　　　　　モレキュラーシアター

金柑と金星

 

昨年撮った写真ですが、庭の金柑です。

手が届かないくらい高いところに実がなっていて、

時々ゆすってみるのですが（笑）実は落ちてこず

空をあおぐばかりです。

それでこれは一枝、脚立を立てて切ったもの、

味見をしてみたら甘くて香りもよい、皮ごといくつも食べました。

以前立ち寄ったお店の方から蜜柑をいただいたことがあったのですが、

庭の蜜柑だそうでさわやかな酸味と滋味があふれ

その美味しさに感動しました。

詳しくは聞きませんでしたが、たぶん無農薬の蜜柑だったのでは？

蜜柑本来の味を思い出させる力強く濃厚な味でした。

潮風に打たれながら実ったこの金柑も、

それに通じる美味しさです。

 

 

 

いろんな料理にも使ってみたのですが、これは皮ごと薄くスライスしたものを入れた

紅白なますです。

お正月に作りました。

果皮の香味が甘酢とあいます。

 

 

 

一番美味しかったのが、金柑をのせた塩バニラ。

シチリアの塩を使ったバニラアイスクリーム、

今でもまだ売っているのかしら？

そのまま食べても美味しいのですが、金柑をのせて。

斜めに飾った焼き菓子は頂き物です。

とても美味しいお菓子でした。

 

 

 

ちょっと時期が過ぎてしまいましたが、暮れにいただいた

「金星」という稀少な林檎です。

いくつかを時期をずらして食べたら、味と食感の変化も楽しめました。

この美味しい林檎は、八戸から届きました。

頬に赤みがさしたような色もきれいでしょう。

姿も香りも味わいました。

 

 

実は、高熱を出して一週間くらい寝込んでいました。

咳が出て風邪かなと思っていたら、だるくて動く気力がない。

なんだか自分の体がどんどん熱くなっているみたいと思って、

体温計を見つけて熱を計ってみたら……

えー？！

だいじょうかわたし……？

すごく熱いぞ。

とまた時間が経ってから計ってみたら……

 

えー？！

えー？！

これはもう動けないなあと思って、ずっと観たかった映画

『舟を編む』のDVDを観ました。

とてもよかった。

というわけで、これはもうなにもできないと決めて、

延々眠り、時々起きては映画や動画を観て過ごした一週間でした。

高熱が出ている間、事態を予測して買い込んでおいた

お湯を注ぐだけでできるカップ麺と飲み物に救われました。

熱が下がってからも、時々思い出したように上がっていたのですが、

ようやくよくなったようです。

インフルエンザの予防接種は受けていたのですが、

たぶんそうだったのでしょう。

みなさまもお気をつけて。

 

 

 

２月１日に咲いたペルルドール。

ちいさなかわいい薔薇です。

真っ先に咲いた一輪なので、ふらふらしながら写真に撮りました。

強風にも負けず、えらいね。

 

 

 

はじけたように花びらをそらして咲く前は、

端正なつぼみです。

これは２番花のつぼみ。

夕暮れ時で分かりづらいですが、

色もまたかわいいアプリコットピンクです。