自家製の柿酢です。
11月に仕込んだので、もうとっくにできあがっていたのですが、
なかなか時間と気力が無くて、やっと絞りました。
最初にざるで濾したのですが、すぐに目が詰まってしまい、
へらで押したり寄せたり、時間がかかりました。
まさに柿色ですが、布で濾したわけではないので、
だいぶ澱が混じって、沈み始めています。
ここ最近、たびたび濾すという作業に苦心していて、
キッチンペーパーで間に合う場合もあるのですが、
やはり濾し布が必要だなあと感じています。
さて、出来上がった柿酢ですが、醗酵中の匂いほど強烈ではなく、
やわらかな酸味と甘味が感じられて美味しいです。
ちょうど空いた味醂の一升瓶に入れました。
約一升できました。
搾り滓は、ケチャップにしてみようかと思っています。
自家製柿酢で作ったコールスロー。
塩とオリーブオイルと柿酢。
甜菜糖もほんの少し入れましたが、無くてもよかったかも。
フェンネルシードの、甘い香りともよく合います。
フルーツ酢ならではの甘みと、まろやかな酸味は、
お酢が苦手な人でも大丈夫かもしれません。
普段はすっきりした富士酢が好みで使っていますが、
これはこれで重宝しそうです。
実家からもらった柿を使ったので、材料費がタダで、
こんなに高級そうなものができてしまうなんて、
(自分で言ってしまってすみません)
手作りって素晴らしいなあ。
醗酵中の匂いで置き場所に困ったことを除けば、
ほとんど放置で、待っただけですから。
次は、味噌を作ってみようかなと考えています。
さて、柿の次は、牡蠣めしです。
柿と牡蠣、両方カキでかけたんですよ(笑)。
この冬は、牡蠣を食べなかったなあと思って、ようやく買いました。
牡蠣と油揚げと人参と刻み昆布と生姜をたっぷり、酒としろたまりを入れて炊きます。
仕上げに三つ葉と醤油を一回し。
土鍋や厚手の鍋で炊く場合、沸騰してから弱火で10分加熱して、その後むらします。
以前は、15分炊いていたのですが、なんだかご飯が固いような気がして、
加熱時間を10分にしてからは、ふっくら炊けるようになりました。
この土鍋では、いつも一合半炊いています。
炊きたてを、一気に平らげてしまいそうになるのを、半分でがまんします。
はい、炊きたてですよ。
2回に分けて食べましたが、冷めても美味しいです。
畑の三つ葉ですが、新しい葉が出始めたので、香りがよいです。
以前、中原中也が好きだった三つ葉のおひたしの話を読んでから、
(ちなみに書いていたのは陶原葵さんです)
おひたしにできるくらい三つ葉を収穫するのが夢です。
三つ葉でおひたしなんて、とても贅沢と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
それを今年は実現しようと思います。