銀葉の舟

シザーハンズ？

『シザーハンズ』って好きな映画だったなあ……と

つい思いだしてしまったのは……

この写真。

盛り付け方、失敗ですよね。

すごくこわい。（笑）

しかも無意識に５本ですし。

ぶきみ。

こんな写真のせてすみません。

これは福岡産の四方筍と舞茸の煮物。

先日の筍は秋田の筍で空洞がありませんが、

この四方筍は節目と節目の間が空洞です。

下茹でをしてあったものを買ったのですが、やわらかくてえぐみが少ないです。

香りはあまりないように思います。

「山形青菜」というからし菜の仲間と、焼きナスの煮びたし。

薄味のお出汁をたっぷり張って。

これはなかなかおいしい。

昨冬迷って買わなかったランチジャー（保温弁当）を、

今年は寒くなり始めてすぐに買いました。

おとうさんが持っていったような象印の縦型のタイプを、

保温力の良さと、容器が深すぎないという理由で選びました。

ご飯をほかほかにするコツは、つめる前に保温容器を熱湯で温めることと、

一番下のスープ容器に、ぐらぐら沸騰したくらいに熱い汁ものを必ず入れること。

冷めないうちに手早くが勝負。

料理に使う鰹出汁をすこし多めにとっておき、薄口醤油や塩でかるく味をつけたスープに、

椎茸などをきざんで浮かべた簡単なスープをよく入れていきます。

それでこの煮びたしも、出汁を多めに入れてスープ代わりに。

スープパスタもお弁当に。

ランチジャー、温かさには満足して使っています。

残り物の「サツマイモのクリームシチュー」で作ったグラタン。

寒くなったので、あつあつのものが食べたくなりますよね。

パスタ（フジッリがあったのでそれを使っています）をゆでて、

お皿の中でオリーブオイルをからめます。

（からめながらオイルをお皿に塗る感じになるでしょう）

シチューをのせて（今回は残り物の里芋も入れました）、

モッツァレラシュレッドをたっぷりのせてオーブンへ。

チーズが糸をひく感じを出せずにざんねん。

月

◆日が暮れた道を帰ろう　

 

◆薄闇のなかで、植物はひかる

◆ひかる

◆月

ブログが新しくなったので、微妙に機能などが変わりました。

　見た目はほとんど変わっていませんが、古い記事にさかのぼって読む時など、

　便利にはなったようです。

　使っている本人がまだよくわかっていないかも。

キュウリ

いつも見えるお客さんから、新聞紙につつんだ野菜をいただきました。

ひらいてみて、「これ、なんていう野菜ですか」と尋ねてしまいました。

「キュウリよ。皮をむいて食べて」

なんとちょっと育ちすぎたキュウリでした。

大きさは↓このくらい。

 

ふつうのキュウリと背くらべ。　

ずっしり（笑）。

うーん、なににしよう……。

皮はむかずに輪切りにして、ニンジン、玉ねぎと一緒に中華風の南蛮酢に漬けました。

キュウリは切って塩を軽くふって、水を出します。

（わたしは一晩おきました）

ざるにあげて水を切ります。しぼりません。

ニンジンと玉ねぎも切っておきます。

お酢７０cc、砂糖大さじ１強、醤油大さじ２、胡麻油大さじ１に

輪切りの鷹の爪、生姜皮つき１かけを入れ、フライパンで沸騰させます。

沸いたところに切った野菜を一度に入れ、強火のままからめるようにあわせます。

冷まして翌日くらいのほうが味がしみておいしいです。

レシピを書いてみましたが、醤油の塩分や、甘みは好みで、味をみながら加減してくださいね。

だいたいこんな感じだと思うのですが……。

ちゃんとはかりながら作っているわけではないので。

炒め物ともピクルスともちがう、熱い南蛮酢であえるような感じです。

ただ漬け込んでもいいのかもしれませんが、玉ねぎにかるく火が通ると食べやすいので。

キュウリの皮の歯ごたえがよくて、ふつうのキュウリで作るよりおいしいかも。

 

キュウリとカリフラワーのピクルス。

ピクルス液に、粉の和辛子を入れて漬けたもの。

カリフラワーは、カレーだけじゃなく、和辛子もよくあいます。

厚揚げのケチャップ炒めコチュジャン風味。

甘酸っぱいものばかり。（笑）

ご飯は、無性に醤油味のご飯が食べたかったので、

３合の玄米に、醤油大さじ２弱と生姜の千切りだけを入れて炊いたご飯です。

ここでむいた生姜の皮は、南蛮酢に入れました。

スープはカボチャの冷製スープのレトルトを温めたもの。　

買ってはみたものの、日持ちするということに安心して、

ついに寒い時期がやってきてしまったのでした。

◇

わたしの場合、食生活の問題は、なにを食べるかよりもいつ食べるかのような気がします。

１１時過ぎての夕飯もねえ……。

その後ずっと起きているとは言っても、こんな遅くに食べているんじゃ痩せないわけです。

とさりげなく言い訳をしてみました。

◇

松茸ご飯

 

久しぶりにデパートの地下に行ったら、カナダ産の松茸が１０００円だったので、

松茸ご飯を作りました。

椎茸で嵩をふやしてます（笑）。

１０００円で香りが出ればよいのですが。

きのこに千円て、かなり勇気がいります。（よね？）

日本の松茸とは姿が違い、大きくて、かさがすっかりひらいていました。

味は……こんなものでしょうか？

そうえいば、本物の（？）高級松茸いりご飯を食べたことが無いので、

味の基準は永谷園の松茸のお吸い物かも。　

次はエリンギ買って、松茸のお吸い物を入れて炊いてみよう……

などと、ついあさはかな知恵をめぐらす庶民のかなしさ。

まあ、炊き込みご飯としては、それなりにおいしくできました。

豆腐のハンバーグ。

サバの水煮缶詰とネギと卵を混ぜています。

シーチキンがなかったので、サバの水煮なのですが、まあまあです。

大根おろしと青紫蘇を添えて、きざんだパクチーを漬け込んだ醤油をかけています。

切っただけのトマト。

トマトはそのままでもおいしい。

タケノコとゴボウの煮もの。

実家のほうでは、タケノコと言うとこれのことなんです。

山から採ってきたこの細いタケノコを大鍋で煮て、味噌汁にして食べます。

お椀からぴょんぴょんはみ出るくらいによそって、食べます。

うまく撮れていませんが、グラスの下に敷いたものは、

娘が編んでくれたもの。

材料の使いまわしですが、松茸のお吸い物。

松茸がわりとかたくて、さきいかのような食感の部分が混じっていました。（笑）

定食っぽく、こんなかんじです。

松茸ご飯が並んでも、庶民的。　

９月・１０月は、連休余波というのか、リズムがくるって妙にあわただしくて、

ちょっと疲れ気味です。

◇

こねこですが、詩人のはんなさんの家族となりました。

はんなさん、ありがとうございます。

葉の色

もうひと月前の写真になってしまったのですが。

２週にわたって、近所を散歩しながら撮った写真です。

実は自宅のまわりをあまり歩いたことがなくて、

どちらかというと探検というかんじ（笑）。

日が暮れかけていたので、蚊に刺されながら。

それで、その次の週は、虫除けスプレーを持って出かけました。

たった１週間のうちに、咲いていた花が枯れて無くなっていたり、

季節の変化を目の当たりにしてびっくり、というか感動。

写真はあまりうまく撮れませんでしたが、

明るい時間に外を歩くことがほんとに少ないので、

草むらの植物をひとつひとつ眺めて、じゅうぶん楽しみました。

なんていうか、子どもの頃からこういうところってあまり変わっていない。

色違いの葉っぱ、なんだか仲が良さそうに見えるでしょう。

ちょうど真中に祝福するみたいに白いおしろい花が咲いて。

日々の喜びは、たぶんこういうささやかなもの。

草むらの花やふと見かけた人の姿に、

無性にいとおしさのようなものが湧いてくる。

人生に決して多くを期待しているわけではないのですが、

自分がひどくつまらない人間に思えて

どうして生きているのかわからなくなる時があるけれども、

そのいとおしさにひきとめられるようにして

生きているのではないかと思います。

朝顔の種といっしょに、フェンスに顔を押しつけるようにして、

電車を眺めた。　

もう種も茶色くはじけているかも。

たくさんこの実がなっていました。

今はどんな色になっているでしょう。

姿を変えて待っていてくれるかも。

今度また会いに行こうと思います。

こんがらがる

こんがらがってる。

混線してる。

ほどけた……。

王冠みたい？

　◇

◇　◇

　◇

花の後

先日の台風で、ふくらみはじめていた薔薇と朝顔のつぼみは、

みんな落ちてしまいました。

花を咲かすために蓄えていたちからは、

次の花芽のためにつかわれるのかもしれないけれど。

台無しということはないのだと、

薔薇と朝顔に言っているのか自らに言い聞かせているのか。

今朝は、天上の青がひとつ咲きました。

◇

散歩の途中に撮った写真を、しばらくつづけて載せる予定です。

虚空

ただ自分の真上を飛んで行ったというだけなんだけど、

その時たまたまカメラを持っていたから、

偶然に感謝。

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こねこの里親候補の方あらわれました♪

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里親募集中

娘の友人が保護した捨て猫を、娘が預かっています。

ちょっと風邪気味だったのですが、すっかり元気になり……

元気が過ぎてやんちゃで目がまわるくらいです。

男の子です。

娘の家にはすでに飼っている猫がいるわけで……。

娘の友人の知人が猫を飼いたがっているという話だったのですが、

飼うならなんとかという洋種の猫がいいと言いだし、

つまりいらないと言われ……えー、どうするのーと言いながら

もうじき２週間になろうとしています。

写真よりずっときれいに毛並みもよくなりました。

行きがかり上、里親が見つかるまでは面倒をみることになり、

いちおうわたしのブログでも里親を募集します。

飼いたい方はどうか連絡ください。

と言ってもわたしの連絡先わからないと思いますが、

まるっきり知らない人からは連絡がこないでしょうし、

ほんとに飼いたい人はなんとか連絡をくれるでしょう。

このブログを見ている人も少ないですから、あんまり宣伝にはならないのですが。

れんそうりょうり

安かったので、明太子を久しぶりに買ってみました。

それでなにつくる？

＊まずは、明太子スパゲッティ

オリーブオイルにみじん切りのニンニクと唐辛子を入れて火にかけ、

ゆであげたパスタを炒めます。

明太子に包丁を入れ、スプーンの背でかき出しオリーブオイルでのばしたものを

火を止める直前に混ぜるだけ。

＊エノキダケの明太子炒め

ざくざく切ったエノキダケを胡麻油で炒め、切った明太子を入れ、酒と醤油で調味。

いつもは、しらたきとタラコで作ります。

明太子の辛味があるのですが、黒胡椒も多めにふるとおいしいような気がします。

糸唐辛子、飾りみたいですが、これが混じると味も締まります。

＊エノキダケのおろし煮

大根を皮ごとすりおろします。

（今回は細めだったので、１本おろしました）

生姜も半かけくらいおろしておきます。

エノキダケを炒め、大根おろしと生姜のすりおろしを入れ

強めの火で水分を飛ばしながら、ほどよい味になるまで

みりんと醤油で味をつけます。

大根を一度にたくさん食べたい時に！

もう半分は、宅配にひさしぶりに棒ネギがはいってきたので、

ネギの葉の青いところと大根の葉と生姜の千切りを卵と一緒に炒ったもの。

最後に軽く醤油をまわしかけて味付け。

常備菜だけの地味な２色弁当ですが、ご飯の友です、なかなかおいしい。

カリフラワーは洗って塩水に浸け、塩水に濡れたまま食品用のポリ袋に入れ、

電子レンジで２分くらい。

ブロッコリーもこの方法だと真っ青にゆであがります。

カリフラワーのすきまに、マヨネーズをしぼっているのですが、

マヨネーズとエノキダケのおろし煮の醤油味が混じったあたりがおいしい（笑）。

＊おろしがね

このすぐれもののおろしがねを買ってから、大根１本おろすのも楽々です。

疲れることの嫌いなものぐさなわたしでも、ぜんぜん平気。

＊おまけ　胡瓜の辛子漬け

キュウリは適当な大きさに切って塩をふって一晩おきます。

いったん水分を捨て、塩を足し、砂糖と粉辛子を入れさらに漬け込みます。

わたしはお酢も入れます。

しっかり漬かったほうがおいしいです。

詳しいレシピを失くしてしまったので、作る度にいいかげんになるのですが、

胡瓜の辛子風味はなかなかいけます。

＊

明太子→明太子スパゲッティ→エノキダケの明太子炒め

→エノキダケのおろし煮→おろしがね→おまけ

連想料理になってる？

しりとりにしようと思ったのですが、それはなかなかむずかしかった。

天上の青

天上の青（ヘヴンリー・ブルー）咲きました。

５日の朝の写真ですが。

これは７日に咲いたもの。

フライングソーサーと並んで。

花はみな明るいほうを向いて咲くので、窓から見るのは裏側です。

今朝の朝顔。

風雨がひどかったので、窓を開けずに撮っています。

せっかく咲いた花が強風にもまれてかわいそうでした。

よりによってこんな日に咲くなんて、ねえ。

今日の台風はさんざんでした。

通勤で使う路線が２本とも運休で、遠回りした上に、また戻って乗り換えたり、

職場にやっとたどり着いたという感じでした。

ふだん使わないモノレールに乗り、ススキとセイタカアワダチソウのひろい草原が、

風で波打つ風景を見られたことだけよかった。

あんな強風でも、モノレールは動いていたなんて驚きでした。

レールからはがれて飛ばされてしまうのではないかと、すこし不安でした。

降水量とか運転できない決まりがあるのかもしれませんが、

地べたを走る電車のほうが止まってしまうなんて。

もちろん安全第一ですが。

駅にあふれかえるような人混みのなかで、会社員二人が

「電車動かないんなら、お茶でも飲みに行こうか」と話していたのがうらやましかった。

乗換駅で親切な振り替えのアナウンスがあり、

その情報でどうにか職場のある駅へとたどり着いたわけですが、

こういう時には各駅や電車のなかで、もっと早く、はっきりした聞き取りやすい声で、

振替えの案内や運行状況などの情報を流してほしいものです。

秋色ご飯

数週間前の話になりますが、知人から栗をいただいたので、

栗ご飯を作ろうと思ったものの生栗の皮を剥く気力と時間がなく、

手抜き炊きこみご飯を作りました。

さて問題の栗ですが、とんがったほう（サザエさんの波平おとうさんの頭みたいなほう）に

包丁で「＊」←こんな感じに切り目を入れ、圧力鍋で５～６分加熱し急冷。

（フィスラーの場合）

これで渋皮も剥けると思ったのに、うまく剥けません。

それでいつもどおりに包丁で半分に切り、スプーンで実を取り出しました。

栗だけ食べる時には、こうやってスプーンで食べます。

栗ご飯用としては、砕けてしまったりするので、やはり生栗のほうがおいしいでしょう。

それで秋色の炊き込みご飯に。

エリンギ、しらたき、油あげ、タケノコ、人参を炒めて、

出汁に酒、白たまりを入れ強火でさっと煮ます。

（最近は、酒と三河のしろたまりだけで味付けをしています。上品な味でおいしい）

秋の～と言いながら、松茸ではなくエリンギですし、タケノコは春でした（笑）。

米に普通の水加減の出汁＋煮汁を入れ、具と栗をのせ炊きます。

南瓜は電子レンジで７分くらい加熱しサイコロ状に切ってかるく塩をふっておきます。

（電子レンジの加熱時間は加減してくださいね）

炊きあがったご飯に南瓜をちらして出来上がり。

栗より南瓜が勝っている（笑）。

これは、柚子胡椒風味のコールスロー。

実はコールスローが大好き。

キャベツ半分ちかく食べそうになったことがあるくらい（笑）。

キャベツを刻み（今回は人参とピーマンも）、塩、砂糖少々をふって混ぜ、

オリーブオイル、酢、コショウを入れます。

わたしはこれに梅昆布茶をすこし入れ、手でもみこみます。

お酢は米酢だったり柚子酢だったり、その両方だったり。

ここまでが定番。

今回は柚子胡椒を混ぜています。

自分としてはなかなかいけると思います。

お弁当に。

炊き込みご飯、南瓜に塩をふったもの、煮卵、ブロッコリーとベーコンの炒め物、

コールスロー柚子胡椒風味、茗荷の塩漬け、奈良漬。

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雨がひどくなってきました。

台風が心配です。

電車とまりませんように。

吹き硝子

河上智美さんの吹き硝子を買った翌朝に、洗ってふせておいた器を撮りました。

実は、器を買った日に、３代目のＧＲとシグマのＤＰ２が気になって見に行き、

物欲に負けそうになった自分をいましめるために、初代のＧＲで撮りました。

真中に写っている入れ子のボウルは、デュラレックスです。

ＧＲと一眼レフで撮った写真、４枚ずつ並べます。

器を買ったうれしさもあり、手吹き硝子のうるんだ感じを撮りたかったのですが。

さて、どちらの質感が好きですか？

　＊

＊　＊

　＋

＋＋＋

　＋

＊　＊

　＊

キッチンが大好き。

料理は上手ではないのですが、キッチンという場所と道具がいとおしい。

それからできたら、ベッドにして寝られるくらいの広いテーブルを持つのが夢です。

なぜかテーブルが好き。すごく好き（笑）。

作業台と言ったほうがよいかもしれませんが。

広いテーブルを見るとなんだかこみあげてくるものがあるのですが、

そんな過剰な思い入れをうまく説明することができませんし、

理解してもらうのもむずかしいように思います。

うまく言えないけど「なにかが生みだされる可能性」への期待や憧れといったものが、

果物籠に盛られるように、天板の上にのっているのだと思います。

それが広いほど、与えられた世界は広がり、

自由で可能性も大きくなるような気がするのかもしれません。

ちょっと話が飛躍しすぎましたね。

浄智寺へ

浄智寺へ。

静かでとてもほっとする場所です。

窓硝子がとてもきれい。

こんな家に住めたら……。

ふりかえってもう一度。

＊

この後、あんみつ屋さんを横目で見ながら、建長寺へと向かいましたが、

着いたのが４時半で、ちょうど閉門したところ。

ならばとあんみつ屋さんへと戻りましたが、もうオーダーはしめたとのこと。　

お寺が閉まると、街道沿いのお店も、軒並み店仕舞いなのでした。

店員さんが親切で、北鎌倉の詳しい地図をくれました。

それを見ながら鎌倉へと向かい、小町通りへ。

娘が、しらす丼をおごってくれました。

ふんわりしたしらすも、かきあげもおいしかった。

ありがとう。　

食べたかった白玉クリームあんみつは泣く泣くあきらめました。

次に鎌倉へ行ったら、白玉クリームあんみつからスタートしたいと思います。

東慶寺へ

円覚寺の階段ですでに体力を使いきったかんじの母娘は、

手に提げた稲荷寿司をどこかでひろげようかと言いながらも、

通り沿いにはまたお店があるだろうからと励ましつつ歩き続けます。

まずは秋の草花が見ごろだという東慶寺へ入りました。

◇

「気分もりあげるために歌っていい？」と娘。

「うん、歌って歌って」

♪　今日鎌倉へ行って来ましたぁ～二人で初めて歩いた町へ～　♪

♪　源氏山からぁ北鎌倉へーあの日と同じ道のりでぇ　♪

♪　たどりついたのは縁切寺ぁあ～　♪

「ハハハ」　

東慶寺はかけこみ寺、縁切り寺としても有名ですね。

静かできれいなお寺でした。

？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フジバカマ

ワレモコウ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジンジャーリリー

ムラサキシキブ　　　　　　　　　　　　　　　コスモス

３時過ぎには、白い夕顔が咲くとのことでした。

しかしお腹がすいて元気がなくなってきた二人はなんだか口数も減り、

娘の鼻歌も消え……すでに１時過ぎです。

東慶寺を出て歩いていくと、希望通りのお店が

「茶寮　　松ヶ岡」

外食の時にあまり写真は撮らないのですが、

目にも美しい料理だったのでお店の方に断って撮った写真を数枚。

うまく撮れずにざんねん……。

娘とわたしの器がちがったので

写真がぼけてしまったので載せませんが、このほかにもう一皿。

お料理はとてもおいしくて、お店の方の感じもよく大満足。

店内から眺められる坪庭があったり、落ち着いたきれいなお店でした。

ほんとに満足。

元気を回復してお店を出ました。

つづく。

円覚寺へ

さて、まずは駅から近い円覚寺へと向かった二人。

橋を渡って線路の向こう側へ行こうとすると池に鳥がいます。

なんていう鳥だろうと思ったら、橋の途中に立っていた男性が

あれは「青サギ」の子どもだと教えてくれました。

えー、鎌倉にサギがいるなんて…、知らなかった……ｼｮｯｸ。

実は最近まで、鎌倉にリスがいることも知りませんでした。

福井桂子さんの詩の世界は、身近にあったのですね。

青サギはまだ子どもなので、餌をうまくとることができないということ。

すべるような歩き方をします。

羽根をひろげると１メートルくらいになるそうです。

福井さんの詩の断片がひらめいて重なります。

「今餌をとるから、その瞬間を写真に撮るんだよ」とせっかく教えてもらったので、

しばらくその瞬間を待ってカメラを構えることに……（笑）。

残念ながらその瞬間まで待てませんでした。

「そんな真っ黒な恰好じゃ、蜂に刺されるぞ。そんなことも知らねえんだな」

知らずにいつもの恰好で鎌倉に来てしまいました。

親切な方でいろいろ教えてもらいました。ありがとうございました。

◇

さあ、円覚寺へ。

まずは仏殿へ。本尊の宝冠釈迦如来像。

天井画も見事です。

（画像をクリックすると大きなサイズになります）

選仏場の薬師如来立像。

松嶺院の十月桜。

階段を登っていくと名女優、名俳優のお墓もあります。

「円覚寺ってアンジロウさんのお墓もあるんだよね」と娘。

それは冗談で言ってるのかい……まさか、ほんとに知らないとか……。

せっかく来たのだからと名監督のお墓を探して、階段をあちこち上ったり下りたり。

しかも暑い日でした。

長い階段を上って、洪鐘（おおがね）は見つけました。

既に息切れして、心臓が早鐘を打っています。

脚ががくがくになり、お腹も空いた母娘は、もう出ようと言いながら

あきらめきれずに探し回り、とうとうそのお墓を見つけ、お線香をあげたのでした。

娘よ、こんど日本の映画を一緒に観ましょう。

それにしても最初の円覚寺で、すでに体力を使い果たした感じです。

つづく。